嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月09日(日) 嘉門達夫を見た

シカゴ商工会が主催する新年会に行った。

どこにこんなに日本人がいたんや?というほどの日本人ばかり1000人以上が年に一度に集まるのである。まあ一般的には、商工会の新年会、と言うだけで、ほとんどの人が全く興味を示さないのが世の常なのだけど、全員商品が当たる福引による豪華景品のオンパレードと日本からやってくる芸能人ゲストがお目当てで、実は毎年楽しみにしている人も多い。

実は今年は商工会のお手伝いをしていて、今年のゲストの嘉門達夫の会場入りから控え室での様子を近くで見ることが出来た。
その派手な風貌とは裏腹に、本番前は控え室でギター片手にじーっと黙っており、大丈夫かしら?と思ってしまった。

ところがいざ舞台に上るとスイッチオン。いきなりハイテンションで、得意の替え歌からトークまで予定の約1時間半をあっという間に盛り上げた。あの替え歌は、作詞作曲者や歌い手にも許可を取ってから世の中に出てくるのだけど、舞台では許可が得られなかった替え歌を披露してくれた。圧倒的に許可が得られないほうがブラック聞いてて受けた。いや〜、面白かった!

通常の日本でのコンサートならまだしも、海外に住む日本人相手しかも年齢層高めの客を相手にする公演って難しいだろうな、と思う。ましてや、こういう商工会がからんだ会は、冗談も分かりそうも無い難しい顔したお偉いオヤジばかりが前のほうに座るから、舞台に立つ方もやりづらいに違いない。
去年の綾小路きみまろ氏に続き、今年の嘉門氏もそのあたりうまく考えて公演を進めており、こちらも安心感を持って楽しめた。

プロに対しては失礼だけど、たまにはこうしてカネを取れる芸を見る、というのも悪くない。


Kyosuke