嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月06日(木) |
大雪出張2日目 帰りの飛行機は飛んだのか。 |
朝起きたら外は大雪。 出張先のホテルから、くるぶしまですっかり雪に埋もれてなんとか駐車場にたどりつく。自分の車がどこにあるかも分からないほどだった。なんとかドアを手探りであけて、窓ガラスだけはなんとか車に備え付けの雪かきで落とす。
雪はやまない。 視界も悪く、路面は凍結、そんな雪道を車でゆっくりと走る。雪で覆われて車の車種も分からない。どの車もノロノロ運転。でも、車外とは別世界の車の中にいるとふと不思議な気分になった。こんな悪条件、朝早くから車で走らざるを得ないのは、みんな仕事があるからだろう。大変だけどみんな頑張っているんだ、雪まみれの周りの車をみてそんな勝手な一体感を持ってしまった。 道中で何台も側道に突っ込んで動けなくなった車を見た。誠にご愁傷様である。
午前中は初めての訪問先なので、地図を片手に必死の運転。予定の時刻をとうに過ぎても目的地に着かない。雪でStreetも分からない中、またタイミングが悪い事に携帯に電話が入る。出なけりゃいいのに運転中に出てしまって、タイヤがすべるヒヤッとした瞬間がありすぐに電話を切る。そしてようやく訪問先に到着。
これが日本なら、「こんな天気の中よく来てくださいました。大変でしたでしょう。」と嘘でもそんな一言があるものだけど、アメリカではそんなねぎらいは全く無い。いや、それどころか、こんな状況でわざわざ来るなんてお前は危機管理が出来ているのか、ぐらいの事を思われる。案の上、午後のアポは天候不良でキャンセル、昼過ぎに雪道の中を空港に向かう。
午後1時半過ぎに空港着。スクリーンを見ると、予想通りほぼ全便が「DELAY」のオンパレード。万一のために上司に電話して宿泊許可を取った。 まいったなあ、何時間待ちかな、などと憂鬱な気分でゲートに取りあえず向かう。と、Unitedのカウンター職員が、「早く!早く!間に合うから。」とこちらに向かって叫ぶ。なんのこっちゃと思い、言われるままに航空券を差し出すと、その場で新たに航空券を再発行してくれた。 よくみるとその日の午前8時出発の便。どうやら5時間も遅れた便がようやく出発しようとした所に、うまくもぐりこめたようだ。
という訳で、なんと待ち時間ゼロで戻ってこれた。 その後の便はどうなったか知らないけど、これに乗り遅れたらと思うとゾッとするな。今頃まだ空港で待ちぼうけかもしれない。
Kyosuke
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