嗚呼!米国駐在員。
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2004年12月09日(木) カナダで置き忘れてしまったもの

夕刻、カナダからアメリカに戻ってレンタカーを返す時にはじめて気がついた。

「あれ、コートないやん。」

顔面蒼白。

慌てて自分の行動を振り返る。
今朝はカナダで1件新規取引を狙う会社を訪問した。
その前に、近くのマクドナルドに寄って主要資料と相手の会社概要を頭にたたきこんでいたのだけど、そこでうっかりコートを忘れてしまった。

客先訪問終了時にも、ランチの時にも、帰りにカナダのアウトレットに寄り道した時(おいおい)も、米国に入る直前のDuty Freeで買い物をした時にも、途中で何度も車から乗り降りしたのだけど、コートがない事に全く気が付かなかった。

情けない限りのおっちょこちょいである。

出張の際は、ホテルにモノを忘れることがたまにあった。シャンプーとか歯ブラシとかだが。だから、よくチェックアウトの際に部屋をもう一度見回すようにしているのだけど、店にコートを忘れるとは思いもよらなかった。

外が寒けりゃこんなことにはならなかっただろうけど、比較的カナダは過ごしやすかった。まあ、天気にケチつけてもしょうがない。

で、どうしたか。

きれいさっぱりあきらめた。

もともと、飛行機でいつもコートがくちゃくちゃになるので、出張時には一番ボロいコートを着ていくことにしている。これは日本で確か6年くらい前に買ったコートで、すでにポケットに穴も開いていたので、そろそろ処分しなきゃ、でも愛着があってなかなか捨てれないな、と思っていた所であった。

不幸中の幸い、だったな。


Kyosuke