嗚呼!米国駐在員。
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2004年11月29日(月) クリスマスへの浮かれ気分

Thanksgivingがらみの4連休の後の出社。
案の定日本からのメールがたまっていたけど、取引先のアメリカ人も連続休暇を取っている人も多くタイムリーに投げかけられた懸案事項に回答できない。

例年、このThanksgivingからクリスマスにかけてはもうすっかりVACATIONムードが蔓延してしまい、仕事の進みが確かに遅くなる。

しかしこのアメリカの浮かれ気分モード、実は大好きだ。

頑張って働いてきたんだ、1年に一度くらいそんな時期があったっていいだろう、そう思う。

この感覚は、日本の連休とはちょっと違う。
正月やお盆はどことなく雰囲気はどんよりしているし、ゴールデンウィークは短い間にあそこもここも行かなきゃ、という感じで実にせわしない感じがする。

一方、アメリカのクリスマスは大イベントだ。とにかく明るく楽しいイベントだ。しかも、12月25日当日だけではなく、その日までをいかに楽しく過ごすか、という長いイベントだ。

アメリカ人はクリスマスカードやプレゼントを10月ごろから綿密に計画を練ると聞く。サンクスギビングが終わると、一斉にクリスマスの飾り付けが本格化してくる。こんな自分でさえ、クリスマスライトで飾られた家々を見ると心がわくわくしてくる。みんな、家族や友人、大事な人と過ごす時間を大切にする。そうした時間を最高に楽しんでいるのが分かる。

だから、普段は気難しい顔している人も、この時期はとても穏やかになる。
こちらも仕事の手を緩めて、アメリカの雰囲気に浸る。せっかくアメリカに居るんだから、今年は思いっきり浸りたい。


Kyosuke