嗚呼!米国駐在員。
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2004年11月13日(土) 中国 昼飯の支払い

あっという間に3日目。
朝から大雨。日本と同じような天候が、なんとなく安心感を覚えるのも不思議だ。

今年3回目の中国。少しは慣れてきたのか、たいていの事は驚いたり頭にきたりという事がなくなってきているのを感じる。

ただ、どこまでが個人の性格によるものなのか、どこまでが中国の習慣なのか、迷うような出来事にもまだ遭遇する。

昨日はJIANG YINという、上海から車で3時間ばかりの街に行った。うちの上海事務所の現地スタッフが同行してくれた。現地に早めに到着、昼飯を食おうということになって、運転手のオヤジ含む3人でホテルのレストランに入る。現地スタッフは、メニューを片手にあれやこれやと頼みまくる。テーブルには、これが昼飯か、と思うほどの豪華な料理が並ぶ。アルコールがない以外は、ここまでは中国ではいつもの事だ。

さて会計。
現地スタッフは自分より少しだけ若い。まあ状況から行けば、ゲストとはいえ自分が出そうと思ったが、ウェイトレスが持ってきた請求書を現地スタッフが取る。そのまま、部屋番号を書き込んだ。ああ、ご馳走してくれるのか、と思う。

スタッフは運転手と、田舎のくせに料金が高い、と文句を言っていたので、
「悪いな。ここは俺が持ったのに。」と言うと、
「問題ない(没問題!)よ。お前の部屋番号を書いておいたから。」とのうのうと言う。

支払いは元々自分でしようと思ったからそれはいいのだが、何だか馬鹿にされたような感じであった。それとも、中国では当たり前の流れなのだろうか。いや、どう考えてもこのスタッフの常識の問題だと思うのだけど、違うかな。

まあ、ちょっとした事なのだけど、彼らはやりたいようにやっているだけだ、そういうものだ、と思うようにしている。こっちも相手に何かを押し付けるようなことはせずとも、適度に自分のやりたいようにやるようにしている。これでちょうどいいくらいだ。

所詮、日本のサラリーマンがやりたいようにやるっていっても、彼らにとっては全く大した事がないのだろうけど。


Kyosuke