嗚呼!米国駐在員。
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2004年11月07日(日) タイガーウッズの苦しみ

午前中はジムに行って筋トレとヨガで久しぶりに身体をリフレッシュ。その後、中国に持っていくお土産を買いに近所のショッピングモールに出向く。すっかり店はTHANKS GIVINGとクリスマスムード一色でどこも大勢の買い物客で賑わっている。なんだかんだといっても、アメリカも景気いいんだなあ、と感じる。

帰ってから、PGAのTOUR CHAMPIONSHIPをTV観戦。
注目は、2日目、3日目と64、65で回り、2位に4打差をつけて最終日を迎えたタイガーウッズ。昨日もTVで見ていたのだが、あの強いウッズが復活してきた感があって、そのまま最終日でもぶっちぎって優勝する事を楽しみにしてTVをつける。

場面は13番ホールでかろうじてトップだが、4打差をつけていたはずのグーセンに追いつかれており、ウッズも1打落としている。

その後、例のごとく淡々とした表情でグーセンがバーディを奪うのに対して、ウッズはなかなかスコアを伸ばせない。
ウッズは結婚後初めてのラウンド。何とか結婚に花を添えたい、何が何でも絶対に勝ちたい、という気合が画面を通じてありありと窺える。今年はたったの1勝。どうしても勝ちが欲しい、ともがくウッズの険しい表情を見て、やばいんじゃないかなあ、なんて思っていたら、16番、17番という大事な場面での連続ボギーで勝負あり。

どうしてもウッズに勝って欲しかったのに、残念だったな。気合だけで勝てるものでもなし。ゴルフは難しい。
気合むき出しのタイガーに対して、優勝したグーセンの表情の変わらないことには恐れ入った。35歳にしてあの貫禄。プロでも一緒に回ると嫌な相手だろう。

思うんだけど、ウッズのピークは過ぎたという説は、割と当たっているのかもしれない。
たまたま20才そこそこでゴルフのピークが来てしまっただけ。スイングがどうだの、コーチだったブッチハーモンとの決別がどうだの、ナイキとのクラブ契約がどうだの、スーパースターゆえに不調の原因をいろいろ言われているのだけど、単にピークが過ぎただけなのかもしれない。

普通に見れば、賞金ランク4位、獲得賞金も500万ドル越えているわけで、別に悪くないじゃないか、という見方も出来るけど、如何せん過去の強さが際立っているから、普通の活躍では周囲は納得してくれない。

次のピークを作るのには、それこそもがき苦しまないといけないかもしれない。これだけ華のあってギャラリーをひきつける選手はいない。いくらビジェイ・シンが今期9勝のぶっちぎり、ワールドランク1位といっても、ビジェイは暗いし華やかさがなさすぎる。

やっぱりウッズだ。
あの強いウッズがいつの日か戻ってきてくれることを期待している。


あ、そうだった。
日本の滋賀で行われたLPGA TOUR(ミズノクラシック)では、アニカソレンスタムが4連覇。強すぎる。で、何で日本の女王、不動が出てないんじゃ! 


Kyosuke