嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2004年10月17日(日) 理想の指導者とは

うーん、どう考えても我が上司はどうしても許せない部分があまりに多い。
これでは、今後まともに仕事がやっていけない。勝手に自分の成果だけを求めればいいかもしれないけど、そうもいかないだろう。

週明け、思い切って本人にぶちまけることにした。過去、思い切って本人に訴えた事があったが、「君は疲れがたまっているだけだから、休みなさい」と言われた。すぐに原因を人に転化するところもやってられない。もう一度訴える。原因はお前だって。前回は遠慮して遠まわしに言ったけど、今回ははっきり言ってやる。そうでもせねばやってられない。はあ〜。

こうして考えると、いろんなタイプの指導者がいるのに、部下というものは上司を選ぶ事が出来ないというのはとても不条理だな、と感じる。ただ、それを受け入れるしかない。

決して厳しい人が嫌だと言うわけではない。理不尽な上司にはついていきたくないというだけだ。それも人間として尊敬できる点が何もない相手だと、本当にやってられない。

中日の落合監督のインタビューを見た。
「責任を与えることによって人は伸びる。プロなんだからミスを責めたりはしない。自覚を持った人間に叱ることからは何も生まれないよ

自覚を持った人間に対してさえ、あれこれと口うるさく言いまくる事が指導者の役割と勘違いしていては、それをやられた人が伸びるわけがない。

イチローが高校を出てオリックスに入団した時の監督は、土井正三であった。
イチローは1年目に2軍で首位打者を取るも、ほとんど一軍には呼ばれなかった。監督の土井はイチローの打法に否定的であった。

「その振り子打法は全く基本が出来ていないから、やめなさい」

イチローは自ら2軍行きを志願した。能力も何もない、そんなオッサンの指示には従いたくなかったからだと言われている。

サラリーマンは、組織力も十分利用しながらみんなの力を借りないと、最終目標である利益なんか出せない。社内の人間関係、意思疎通がうまくいかないと、方向性がおかしくなってしまう。

自分が思い切って行動する事で、少しでも事態の解決を望みたいものである。 それにしても、まさか入社10年たってこんな状況で悩む事になろうとは、自分自身が驚いている。


Kyosuke