嗚呼!米国駐在員。
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2004年09月07日(火) |
中国からアメリカへ。予期せぬ事態が。 |
上海のホテルを出てから約21時間。ようやくシカゴの我が家に戻った。とにかく疲労困憊。こちらの時間で午後8時(中国時間で午前9時)に寝て、そのまま13時間寝たおした。もう時差だか何だかよくわからない。バタンキューっていうよく分からない言葉があるのだけど、それがぴったり当てはまる感じだ。今日がLabor Dayの休日で助かった。
2日ほど前からどうも胃か腹の調子が悪く、たまにキリキリと痛みがあった。これまでの人生でめったに無いことなので、かなり不安になる。何か変な食い物で当たったか、連日の中華で胃が疲れたか。痛みは飛行機の中でも止まらない。これはツラかった。そういえば万一のために胃薬を持って来てたんだった、と気づいたときには薬はスーツケースの中で荷物は預けた後。これじゃ意味ないって。
今回の出張での課題。足裏マッサージなのだが、8日の滞在で6回受けた。毎日受けようと思ったがそうもいかなかったな。これだけやるとさすがに飽きるかと思ったが、いつ受けても気持ちが良かった。人によって多少の差があるのだけど、基本的には誰にやってもらっても気持ちが良い。自分の中では、中国最大の文化(?)だと思う。このマッサージ、アメリカじゃあ見たことが無い。何とも残念だけど、アメリカ人にやってもらおうとはこれっぽっちも思わないなあ。
シカゴでのバッゲージクレームで荷物を待っていたとき。 自分のスーツケースが、テープでぐるぐる巻きになっている。よく見ると、ロックが無残にも破壊(壊されたではなく、破壊)されており、経由地のサンフランシスコのTransportation Security Administarationが検査をしたと貼り付けてある。明らかに、一度テープをはがしたらこのスーツケースは2度と使えない。
とっさに思ったこと。 1.スーツケースは赴任の時に買って以来わずか2度目の仕様。修理代金は誰が保証してくれるのか。 2.お土産で買った中国の月餅。米国に食品の持ち込みは禁止されているけど、取られたか? 3.中国のCDショップで明らかに違法コピーされたCDを買った。取られたか。
とりあえあずUNITED航空に文句を言うが、航空会社の過失ではなく政府機関 のやったことだから責任持てん、といわれた。もっともである。とりあえず家に帰って中を開けると、“荷物検査済み”の書類が出てきた。ぼやけた頭で見た内容を要約すると、
「乗客を守るために荷物の抜き打ち検査をすることがある。鍵がかかっていればそれを壊す権利があるが、保証は一切しない。」だって。
じゃあ、最初から荷物には鍵かけるな、って言えよな。カウンターでチェックしろよな。まったく。テロ対策だろうけどやる事が強引だよ。
ちなみに、スーツケースの中はぐちゃぐちゃ。月餅もCDも取られていなかったけど、月餅は包装がはがされて中まで見られていた。麻薬かなんか隠していたと思われたのだろうか。お土産だぜ。いい加減にしろよ。
またアメリカとの格闘が始まりそうである。
Kyosuke
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