嗚呼!米国駐在員。
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2004年09月01日(水) 中国に来て思うこと。

昨日から上海入り。
ホテルでインターネットをしようとしたら、2時間50元(750円)。いつもアメリカでは無料だから結構いい商売である。ホテルでパソコンつないでメールのやりとりするなんて、通常は仕事関係だけだから、客は使用料金を経費で落とせる。このあたりにつけこんだホテル側の思惑だろうか。


中国に来てからは毎日が面白い。
もちろん仕事で来ているのだけど、予期せぬ話が思わぬところから出てきたりする。こちらもはったりをきかせながら腹の探りあいをする。契約社会でがちがちの米国から来て見ると、それはそれはエキサイティングである。お互いに第二外国語である英語で会話することも、こちらからすれば精神的に楽になる。
昼から酒をあおりながらの商談。
アメリカではほとんど飲まないのですっかり酒も弱くなったけど、なめられてはいけないので相手に負けないようにこちらも必死に飲みながら頭をフル回転させて情報を取る。

30代のギラギラした同世代が、少しでも成果を出そうとがむしゃらにぶつかってくる。だからこそこちらとしては注意も必要なのだけど、そうしないと生き残れない中国の激しい競争社会を垣間見ることが出来る。会う人会う人が数年で転職を繰り返しており、そのスピードと貪欲さは学ぶところが多い。

自分が中国に駐在したらどうかと言うことも考えてみる。
そして、日本人が中国に駐在して中国人と同等にやっていくのは無理なのではないかとも思う。あまりにも奥深い中国人社会で、文化も何も違う日本人駐在員が会社の利益のためを考えてやっていける世界ではないであろう。

自分も、アメリカからこうしてきたという事で、いろんな経験が出来ていると思う。日本から来たのではなくてアメリカだからというのは大きい。

私見だけど、中国人は日本など見てない。同じ大国、アメリカがやっぱり気になるというように感じるのである。



Kyosuke