嗚呼!米国駐在員。
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2004年08月11日(水) デトロイト出張 / アイスコーヒー

昨日はデトロイト出張。
最初ホテルで何故かPCがダイヤルアップ接続できず、部屋を変えてもらおうかとも思ったけど、面倒くさいのでやめた。たまにはメールもインターネットもない日があってもいいか、と思ったのだ。
でも、よせばいいのにもうひとつの電話で試したらあっさりつながってしまった。なんともいえない気持ちだ。


行きの飛行機で、後ろに日本人ビジネスマンらしき数人が座った。どうやら駐在員と日本からの出張者のようだ。
「アメリカは新婚旅行以来ですよ。」なんて声が聞こえてきた。また、しきりと暑いだのなんだの文句を言うのが、何故か同じ日本人として恥ずかしい。

スチュワーデスが飲み物のオーダーを取りに回ってきた。
この出張者、何を注文するかと思って何気なく聞いていると、「アイスコーヒー」(日本語そのまま)。スチュワーデスが聞きなおす。「アイス・カーヒー」(ちょっと発音を変えた)。それでも分からない。そりゃそうだ。そんなもん、あるわけない。日本の喫茶店じゃないんだから。その出張者氏、日本でしょっちゅうアイスコーヒー飲んでるんだろうな。結局スチュワーデス(もちろんかなりのオバサンである)は、「ジュースでいいでしょ。」と言って、種類も聞かずにぶっきらぼうにアップルジュースを置いていった。

そういえば、日本にいるときはよくアイスコーヒー飲んだなあ。取引先の人が、「夏には毎日喫茶店で1杯500円のアイスコーヒーを3杯も4杯も飲むからやってられないよ」と言ってたなあ。何だかよくわからないけど、当時会社に入って間もなかったので、ああ、サラリーマンってこうなんだ、と何となく思った気がする。若いときは、コーヒーを飲むのが営業マンと思って、たまに飲みたくもないアイスコーヒーを営業の合間に飲んだっけ。いつもドトールだったけど。
おかげで久しぶりに懐かしいものを思い出したな。それにしても、「アイスコーヒー」って最初に言ったときには思わず噴出したな。日本の航空会社には、アイスコーヒーのサービスなんてるんやろか。


今回の出張先は全て米系企業なので、カジュアルの服装にした。やはりいい。夏にネクタイにスーツなんて日本と韓国くらいじゃないか。
空港に着いて、ファーストフードで昼食を取りながら、訪問先で説明予定の資料をじっくり読む。今更ながらだが。十分時間があるなあと思っていたのだけど、ふっと気がついたらアポの時間が近づいていた。そういえば、時差が1時間あるのを忘れていた。慌てて車を走らせ訪問先へ行く。

面談は2時間。初対面の相手2人だったが、何とか終了。途中、相手の英語が分からずに会話が全くかみ合わないのがわかったけど、一切気にしない。

ホテルにチェックインして晩飯に出る。
これが問題。最初に入った韓国料理は高級すぎてとても1人でのこのこ入るようなレストランではない。いや、店には入ったのだが、誰かと待ち合わせか、と言われて、違う、といって退散。次に入ったのはタイ料理。ここなら安心と思いきや、いつまでたっても店員が出てこない。あきれて店を出る。そして、結局は何の変哲も無いステーキハウスに入る。注文したオニオングラタンスープが塩辛くてとてもマズイ。メインのアンガス牛ステーキもとてもレアとは思えぬ焼き具合。マズイ。店員の女の子が、「Everything is Good?」なんて聞いてきて、「Good」なんていつものように笑顔で答えるのだけど、今ひとつの夕食であった。しょうがないな。何故かスープの料金が請求書に入っていなかったけど、当然何も言わずにチップを5ドルおいて店を出る。

でも腹が一杯。これで明日の朝は抜いても大丈夫だな。ああ、不健康。


Kyosuke