嗚呼!米国駐在員。
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2004年05月30日(日) 中国でなくした携帯電話 / 機内預け荷物のクレーム

中国でなくした携帯電話が届いた。
最終日の最後のホテルを出る時には手にしていた筈なのだけど、上海空港でセキュリティを通るときにどこを探しても見つからなかった。無理言ってそのままゲートを戻って(今から思えば空港職員もよく簡単に認めたな、と思うが)、クソまずいラーメンを食べたレストランを探したが見つからない。
やむなくテレホンカードを50元で買って、泊まっていたホテルに電話をかけるが当然言葉が全く通じない。英語話せる人間に代わって下さい、という言葉さえ通じないイライラ感はなんともいえなかった。そして、ホテルから空港までの車を手配してくれた訪問先の担当に用件を話して、「車に電話が落ちているかもしれないから見ておいて欲しい」と頼んでおいたのだ。といっても、ほとんど諦めていたのだが、宅急便で届いた時にはうれしかった。
携帯そのものが戻った事よりも、商売関係もないアメリカからきた1人の日本人の為に、わざわざ車を探してくれて、安くないお金を払って国際宅急便で届けてくれた、その中国人の方の親切の方が身にしみた。
同時に、自分のおっちょこちょい振りには我ながらあきれてしまう。無事に全日程を終え、最後の最後に気が抜けてしまったのだろうか。情けない限りだな。


今日は土曜日で、約20日振りの休日。
身体が疲れきっているのかジムに行く気力もなく、昼ごろまでごろ寝。
その後、近所のショッピングセンターへ。飛行機で預けたスーツケースが壊れていたので、UNITEDにクレームをしていたのだが、その修理をしてもらいに指定されたカバン屋に向かう。費用は一旦自分で立て替えて、レシートをUNITEDに送ればチェックが送られてくるというが、修理費用が40ドルを超える場合は電話で確認を取ってくれ、という。これまたいつ返金されるかも全く頼りにならないのだけど、従うしかどうしようもない。対応したカバン屋のおばさんも、「UNITEDがうちに支払いすると勘違いする人が多いけど、代金はお客さんの方で払って下さいよ」と念を押される。

実はこのカバン、最初にUNITEDの職員にクレームした時、黒人のおばちゃんが奥の部屋に入って、似たような大きさのカバンを持って来て、これでいいか、と聞く。冗談じゃない、色だって全然違う(黒に対して水色のカバンをもってくた)し、だいたいこちらのカバンはサムソナイトなのに、おばちゃんが持って来たのはなんだか無名のいかにも安っぽいケースじゃないか。こんなのいらん、と文句を言うと、またおばちゃんは奥に行って違うカバンを持って来た。やれやれ、全く意思が伝わってなかったのか。今度ははっきりと、いらないから修理してくれって伝えた。

それにしても、こんなにややこしい事になるとは思わなかったな。噂では、その場でメーカーと型番と記入すれば同じカバンの新品が自宅に送られてくるって聞いていたんだけど、ケチなUNITEDがそこまでやってくれる訳ないか。でも、これが出張先だったりしたら、見知らぬ場所まで修理しに行くわけにもいかないし、一体どうなるのだろうか。日系の航空会社の場合はこういう場合、ちょっとはましな対応してくれそうな気もするんだけど違うのだろうか。大体が、アメリカの航空会社は荷物の扱いがめちゃくちゃなんだよな。何でもかんでも思いっきり放り投げてるから。


Kyosuke