嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2004年05月31日(月) 珍プレー好プレー / アメリカの自動車保険料

せっかくの日曜日だというのに朝から激しい雨。
といっても特に予定もないので、のんびり家で過ごす事にする。

日本人向けのスーパーでは、日本の番組がビデオレンタルされているのだが、古くて借り手がつかないものは1本1ドルで売りに出されている。それにしても、元手もかからないし二束三文の安ビデオを使っている、それでいてドラマなんかは人気があるから、結構もろい商売だよな。

昨日はその販売コーナーで、フジテレビで昨年末放送された「2003年プロ野球珍プレー好プレー大賞」を買ってしまった。(なんだかんだ言って結局利用している・・)去年は4月にアメリカに来てしまったから、ほとんど日本のプロ野球は見ていない。おなじみ島田伸助と坂東英二の司会。キリコも出ていたが、未だ根強い人気があるのだろうか。

内容そのものはいつもと変わりなし。これまでは結構楽しみにしていた番組だったけど、もう何の面白みも感じなかったのは、日本の野球を全く見ていなかったからだろうか。とりあえず阪神特集が多く、優勝が大ニュースであった事はよく分かった。それにしても、ゲストの阪神の選手は地味だし暗いな。テンションが低すぎるで。
違和感があったのは、画面上にコメントの字幕がいちいち出てくること。日本で見てたときはそうでもなかったけど、今見ると、とてもうっとうしい。

最後にヤンキース松井の特集があって、如何に松井が日本で注目を浴びているかが良く分かる。ニューヨークに住んでいなければヤンキースの中継なんかほとんどやらないから、こちらにいても松井を画面で見ることはほとんどない。それでも、たまにテレビで出る事があるのだけど、このアメリカの何気ないテレビでこうして画面に出てくる時の方が、彼の偉大さを感じることが出来る気がする。


そういえば、自動車保険の更新の時期が来て、保険会社より請求書が来ていた。
去年の新規年間保険料が1000ドルちょっと。当然ながら日本での履歴、保険階級は全くこちらでは通用しないので全くの新規である。1年間無事故無違反で、今年はいくら下がるんだろう、と請求書を見てビックリ1300ドル。えっ!去年よりも高くなってるじゃないか。
こういう事もあろうかと、代理店に日本人をかましておいてよかった。問い合わせのメールを送ると、日曜日だというのに早速返事がきた。

「日本では無事故なら保険料は毎年下がっていくのに、こちらでは個人の成績とは関係なく保険会社の全体的な損害率があがると保険料が一律値上げになります。日本人の感覚からすると理解に苦しみますがどこの保険会社でもそれが実情です。」

なんという事や。
納得行く訳がないが、あきらめるしかないのかなあ。まあ、しっかり質問に対する回答が戻ってきただけ有難いと思わなければ。(すっかりこんなレベルで満足するようになってきたな)

そういえば、アメリカの保険会社は大小さまざま悪徳の所が多いらしい。保険金を支払わねばならない場合は、相手の保険会社の連絡に全く無視を決め込む所も多いとか。事故の加害者がこんな保険会社に入っていたら、運が悪いと思うしかないというが、一体何のための保険なんだか。
そうそう、他の支店の駐在1年目の先輩がスピード違反したのだけど、ブラックリストに載ってしまい、保険の継続を拒否されたらしい。色々あたって最後には会社で付き合いのある日系の保険会社に無理言っていれてもらったのだけど、その金額は1年5000ドルを越したという。といっても、自動車社会のこの国で保険に入らない訳には行かないしなあ。


Kyosuke