嗚呼!米国駐在員。
<目次>|戻る|進む
2004年05月06日(木) |
ラーメンについて / GWの影響で暇 |
いやあ、実に暇である。 ゴールデンウィークまっさかりの日本からは、当然ながら何のメールも来ない。おまけに中国も今週は休みであり、これまた何の連絡もない。会社にいても、何のあてもなくインターネットをつけたり消したり。外は見事な快晴であり、とても眠い。おまけにボスは出張中。これだけ暇だと逆に疲れるくらいで、いっそ日本と同じく休暇にして欲しいものだ。 日本の本社は、GW連休明けのいや〜な会社出勤と海外からの山のようにたまったメール、想像しただけでたまらないな。(ざまあミロである。ははは。)でも、こちとら1週間も取引先を待たして回答を待っている。早速連休明け早々、嫌な奴になって日本の担当の尻をたたかなくては。 それでも、祝日の少ないアメリカから見れば日本のGW連休はやっぱりうらやましいもの。日本の景気も上向いているらしいし、やっぱりどこも大混雑だったのだろうか。でも、連休中どこいった?という会話は、まるで外出しないことが悪いように感じて嫌だったな。
昼からろくに仕事もせずにネットを見ていると、日本のラーメンについての記事を見つけた。 記事は「プラダのハンドバッグとグッチのサングラスをかけたお客が、店外のテレビを見ながら時には何時間も列を作って並んでいる…」で始まる。懐かしの日本のラーメンだ。これによれば全国20万件のラーメン屋があり、年間約64億ドル(約6900億円)もの売上げになるという。 最後に「ラーメンはシンプルだからこそおいしい」という言葉で締められているが、読んでいるだけで、食べたくてしょうがなくなった。やっぱりラーメンは日本が誇る最高の料理である。奥深いスープの味にからむ絶妙な麺。飲んだ後の一杯のラーメン。ああ、食べたい食べたい。
アメリカ人はどうだろうか。 中華にいってもこういった麺類が好きだという話は聞いた事がない。こちらの人は、おしゃべりしながらゆっくり食事するので、そもそもアツアツのラーメンをすするなどという事が苦手なのかもしれない。もっとも、このスープの微妙な味加減が彼らに分かってもらえるかどうかは疑問なのだが。
よく自称ラーメン好きが、どこそこのラーメンが一番、店に入るのに1時間並んだ、やっぱりトンコツでなくちゃ、とか、うんちくを語る事が多い。確かに、そんなラーメンに外れはないだろうし、どれもうまいだろう。自分もラーメンは大好きだ。だから、トンコツを食おうがミソを食べようが、そんなこだわりはいらない。ラーメンはラーメンであり、どれもうまいのである。
ただし、アメリカ中西部のいんちき日本食屋で食べる、見よう見真似で作られたラーメンは、申し訳ないがとてもおいしいと言えたものではないな。いくらなんでも砂糖味の甘いスープはヤバイだろが。
Kyosuke
|