嗚呼!米国駐在員。
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2004年05月05日(水) |
「風雲たけし城」が大人気 |
懐かしの人気番組、「風雲たけし城」がアメリカで大人気である。 Spike TV(毎週木曜 夜10時)というチャンネルで放送されているのだが、タイトルは Most Extreme Elimination Challenge (通称 MXC)。昨年の放送以来、この番組が大人気で視聴率もうなぎ上りだという。ご存知、風雲たけし城は日本では1986年から1991年に放送されたものだが、毎回125人の出場者が時には痛い目にあって8〜12回のゲームを経て優勝を争う。そのゲーム内容のユニークさが、アメリカでは従来考えられなかったものばかりのようで、放送のたびに視聴率も上がっているようだ。
YahooではOFFICIAL FAN CLUBまであり、メンバーは5700人を越えている。そして、UNOFFICIAL SITEまで存在しているから、かなり熱心な視聴者が多いようだ。
うちのスタッフなどからも、この番組はおもろい、という話を聞く。日本でも大人気だろ?と聞かれたので、もう10年以上も前の番組、と言うと一様に驚く。番組中の言葉は全て英語に訳されているのだが、やっぱりゲームを見て楽しめるということだろう。
実際にこの番組を何度か見たけど、ゲームそのものよりもやっぱり若いたけしに目が言ってしまう。 まさに「殿」であるたけしを、たけし軍団のこれまた懐かしい面々が取り囲むシーン。当時はこのたけしの掛け合いが面白かったのだが、こちらの番組では残念ながらこのシーンがほとんどがカットされている。もっとも、英語によってもともとのギャグが完璧にすり返られており、一切日本語も聞こえないから全く面白くもないのだけど。そうそう、軍団の中に大森うたえもんとか義太夫とか出てたけど、彼らは今も元気なのだろうか。そのまんま東やタカ、ダンカンなども、軍団の序列(座り位置)では当時からいいポジションを占めていた事が分かる。 ゲームそのものは、当時とは違って今見たら全く面白くない。出場者のファッションもダサダサだし、全く新鮮味もない。やっぱり昔の番組ということなのだろうか。メインであるたけしは喋りしかないので、かなりカットされる。画面への露出度から言えば、レポーター役の稲川純二とか隊長の谷隼人の方が圧倒的に多い。
発信元のSPIKE TVでは、オーランドのユニバーサルスタジオに、大規模なセットの「オリジナルたけし城」を作り大学生を集め、似たような番組を作るという。
日本のテレビ番組がこうしてアメリカで評価を受けるのは非常にうれしい。 「料理の鉄人( IRON CHEF)」は完全にアメリカでは定着した人気番組なのだけど、これに続く番組がどんどん出てきて欲しいと思う。
Kyosuke
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