嗚呼!米国駐在員。
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2004年05月04日(火) 勘弁してくれ、いい加減大国 アメリカ

実にお粗末ないい加減な対応を2件も受けた。

今日は朝から取引先を連れて、ある材料の検査に物流倉庫まで出向く。
ところが…。ないのだ、肝心の材料が。金曜日に商品を載せたトラックは東海岸を出ているはずなのだが、月曜になってもこちらにモノが到着していない。1000マイルほど離れているとはいえ、3日もありゃ届くだろうが。あれほど念を押しておいたのに、依頼した物流会社は一体何をやっているのか。
わざわざ現場まで出向いてきた取引先の冷たい冷たい視線を前に、慌てて携帯で連絡を取る。物流会社のオヤジが調べた所、運転手は100マイルほど先を走って向かっている、到着に後3時間くらいかかる、と言う。もちろんだが、スマンの一言もない。
一体何やってるんだ!と怒鳴りたくなるのを抑えてまずは取引先に丁重に謝罪。このまま現場で待ち続けるのもなんなので、一旦解散して昼にまた集まる事にした。

ところが…。予定を更に2時間越えてもトラックは来ない来ない。痺れを切らして依頼主の物流会社に確認させる。返事がない。早くしろ、と再度電話でプッシュ。こんな事を繰り返すのだが、一向に状況がつかめない。そしてようやく携帯に着信音。
「気分はどうだい。トラックの件、bad newsみたいだな!何だか俺もよくわかんないけども、今日の搬入は無理そうだ。運転手は明日届けるって。今朝の話?ありゃなんだったんだろうな。じゃあ、バーイ。」

あいつらのいい加減な仕事振りは分かっていたハズだけど、さすがに今回はあれほど念押ししたから大丈夫だろうと油断してしまったこちらが悪いのか。人の顔に泥を塗りやがって、全く。
何かトラブルがあるのはしょうがない。それは責められない。ただ、その際のフォローがあまりにもひどい。今回だって、こちらから何度も電話しなけりゃ、絶対に回答すらよこさなかったろう。今朝、到着に後3時間、と回答を受けたのも、適当なでまかせをかましたのか、と疑いたくもなってしまう。


もう一件。
6月に行われるシカゴカブスのチケットを、ある大手ブローカー経由で取ったのは3月20日のこと。
料金は4枚で400ドル。発注した翌日には手際よく料金はカードから引き落としされている。しかしチケットはまだ来ない。2週間前に電話した時には、2,3日中に発送する、と言われたがまだ来ない。しびれを切らして電話をする。いつものような、たらい回しのボイスメッセージの後に、ようやく電話がつながる。「そのチケットなら2,3日中に発送します。」
いい加減にしろ、この野郎。話にならないのでもっと上のマネジャーにガツンと文句を言う。彼はしっかりと調べてくれた。結論はまだ発送どころかチケットの発券さえされていない、と。
それならそれで最初から言ってくれよ、こっちは金払ってるんだから。メールを何十通送っても無しのつぶてじゃ、だまされたと思っても仕方がない。どちらにしても、2,3日中に発送・・というのは、何の根拠もない嘘っぱちだった。その場しのぎの回答だけして、あとは知らん、こんな対応が多すぎる。

この国の企業はサービスも何でも一流を自負しているようなだけに、こんな適当な対応をされる事があまりにも多い事がなおさら怒りを増加させる。でも自分は異国に身をおいている身。正直言えば文句もあまり言いたくないのだが、相手を信頼しきっているこちらが悪いのだろうか。


Kyosuke