嗚呼!米国駐在員。
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2004年05月03日(月) |
国際展示会での出来事 |
今日はせっかくの日曜だというのに東京からの出張者を連れて、朝からマコーミックセンターの展示会に向かう。フードショーという事で、会場は世界中からの客で混雑。 入場者登録のために長蛇の列にならんで数十分すると係員に呼び止められる。あなたたちは海外から?と聞かれたので、どう返答しようか困ったけども、海外客の登録は優遇されているのだろうと思い、日本から来た、と答えると、列を出てあちらへ行け、と指をさされる。しめしめ、と指示された方向に向かうと、海外登録者専用の受付があった。と、よく見れば何の事はない、先ほどよりも長蛇の列でうんざり。 40分位並んでようやく登録の窓口へ。ボランティアだろうか、高齢のおばあちゃんがこれまたゆっくりとパソコンにデータを打ち込む。それにしても、展示会を見るだけで1人150ドルはあまりに暴利だな。会場の場所があまり治安の宜しくない場所だから、誰もかれもが入ってこれないようにしているからだろうか、それにしても高すぎる。
会場はフードショーだけあって、試食と試飲ばかり。 適当に(おいおい)出張者の仕事に付き合った後は、食って飲んで腹が一杯。ビールも飲み放題で、一杯やっていると、ジャーナリストのバッジをつけた黒人がおかしな日本語で話しかけている。しばらく談笑していると、あれやこれやと聞いてきた。
-日本の高度成長時期に匹敵する勢いを中国が見せていることをどう思うか。 -ブッシュ政権についての日本人の考え方は。 -東京に緑(公園)はないのか。 -イラク戦争には軍隊を派遣しているのか。 -3人の人質は無事に日本に帰ったのか、殺されたのか。国民はどんな意見か。
まあ日本じゃ初対面の人がする質問ではないけど、アメリカでは当たり前かもしれない。政治も含めてしっかりと自分の意見を持っておかねばと痛切に感じる。最後の質問についてはこちらも長く話ししたが、アメリカではこの3人は国が派遣したと一部報道されていたらしくて、実態を話すと非常に驚いていたな。
適当に会場を冷やかすと、出展者も本当に色々話しかけてくる。 彼らも仕事で来ているし、せっかく各地から出張してきているから何か成果を出したいのだろうか。とにかく黙っていても、こちらに分かるように話しかけてくる。これは、日本人にとっては実にいい生の英会話の勉強になるなあ、と感じた。
2時には会場を後にして、ダウンタウンから郊外に戻って、せっかくだからまたゴルフ。 3時過ぎという事でカートつきで1人35ドルは安い。アウトはよかったがインに入ってめっきり冷え込む。こうなるといつもの事だがゴルフどころではないが、何とかホールアウトした時には午後7時30分。
この数日間、すっかり疲れた。日本は連休か。こっちは全く関係ないな。
Kyosuke
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