嗚呼!米国駐在員。
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2004年05月02日(日) |
焼肉を食べる金髪女性 |
昨日は夕方に突然電話を受けて、退社後に昨年知り合った地元の知り合いのうちに遊びに行く。 家はインド人街を少し入ったごみごみした場所。まさかこんな所に日本人が住んでいるとは思いもしなかった。彼は在米40年近くにもなり、自営業をしているようだが今ひとつ何をやっているのかわからない。家は4階建てで、2階で奥さんと生活。その他の階は人に貸しているという。家は広いのだが、リビングに仏壇があったのには驚いた。日本とは決別したのだろうか。
その後近所の韓国焼肉へ。 炭火であぶる骨付きカルビが実に結構。前菜の小皿も20皿近くてそれだけで十分なほど。これが突き出しで出てくるんだから、やっぱり韓国料理はいい。サンチュなんかも確か日本では注文しないと出てこなかったと思ったけど、こちらは食べ放題。 隣のテーブルには、女子大生ばかり10人くらいいて圧巻。おそらくゼミか何かの打ち上げで韓国系の子が連れてきたのだろう。ただ、金髪のアメリカ人が唐辛子で真っ赤になったユッケジャン(?)を目の前にして悪戦苦闘していたのが面白かった。どう見ても、おいしくない、とんでもないものたのんじゃったわ、という顔をしており明らかに箸も進んでいないのだが、誘ってくれた友達に悪いとおもってか一生懸命に具をつまんでいた。でも、こっそりと自分の舌をナプキンで拭っていたのも見てしまった。やっぱり、アメリカ人にはチリソースの辛さは受け入れられても、唐辛子はきついんだろうか。金髪女性が炭火をかこんで焼肉というのも、何故か実に不似合いなんだよなあ。
雨の中をダウンタウンの案内を受けながらジョンハンコックビルへ。96階のバーで一杯飲んだけど、残念ながら窓は一面雲で覆われており全く何も見えず。 その後、ジャズバーに場を移して2時間程度。帰りは久しぶりに12時超えて疲れた。 アメリカに完全に居ついている彼からすると、自分のような立場の日本からの駐在員に何の魅力もないように思えるのだが、声をかけて誘ってくれた事はうれしいものである。積極的な姿勢は実に尊敬に値する。
土曜日の今日は、日本からの出張者交えてゴルフ。 真っ黒な空に雨がぱらぱら降るのだが、シカゴ特有の寒風が吹かないため10度前後でもそれほど寒くはなかった。それにしても週末にゴルフする度に天気が悪く、やってられない。 日本からの13時間一睡もしなかった、という徹夜明けのハイテンションの出張者に影響されてアウトは55の大たたきだったが、インに入って43と持ち直しかろうじて100を切った体たらく。 クラブハウスで一杯やりながら本社の状況や会社の方向性などをあれやこれやと聞くのだが、もうさっぱり訳が分からなくなっている。それでも自分の大勢に影響ない事を考えると、日本にいた時は実に不必要な情報ばかり入っていたんだなと感じる。
Kyosuke
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