嗚呼!米国駐在員。
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2004年04月28日(水) |
火災警報 / ゴールデンウィーク / 支払い処理 / 送別会 |
晴天だがまだまだ肌寒い。10℃前後をいったりきたり。一体いつ夏がくるのだろうか。
午前中に事務所で仕事をしていると、ビル全体にけたたましい火災警報が鳴り響く。 やりやれ、今年で何回目の事だろうか。しばらく無視するのだけど、米人スタッフが「今度は本物かも。早く避難しよう」と言うのでしぶしぶ非常用階段から1階に下りる。ビル全体で何百人という人間が非常用階段を下りてくるのだけど、みんなぺちゃくちゃ喋って誰も緊張感のかけらもない。 やがてこれまたいつものように、映画で出てくるような消防車がサイレンを響かせて来るのだけど、やはり今日も結局何もなかった。誤報か何か分からないけど、毎月のようにこんな事が起きると誰も信じなくなってしまう。本当に何か問題が起こった時が怖い。
そういえば、日本はゴールデンウィークに突入するという事を今日知った。ある用件を、来週前半に回答すると伝えた所、連休に入るのでそれまでに報告くれ、という回答が来たので、ああ、日本もお休みムードなんだなあと分かった。中国も同時期に休みになるらしい。という事で、こちらも多少暇になりそうなので、来週のどこかで早く仕事切り上げてゴルフでも行こうか、などという話をボスとして盛り上がる。
夕方に、帰国する同僚と帰国後の支払い関係の引継ぎをする。 ガス、水道、電気料金、カードの支払いは当然1ヵ月後にくるのだが、当然本人は日本に行ってしまっておいる。でも、誰かがこれを支払わなくてはならないのである。忘れた頃に医療費などの請求もくるから、ある程度多めに預からねばならないのだが、いきなり6000ドルも預かってもそのうち使っちゃって訳が分からなくなりそうなんだよなあ。やっぱり海外転勤は色々と大変である。
夜は日本人駐在員だけで歓送迎会。 当然みんな家族ずれであり人数も膨れるから、中華へ行く。アメリカにしてはまあまあの中華料理で堪能。久しぶりに紹興酒を飲む。中華といっても色々あるが、広東、上海、四川、そして台湾も含まれているようで、よく分からない。ただ、そもそも中華料理は中華料理であって、そんな区別をしたこともないので、気にもならないのである。 なんでも、英語のメニューはアメリカ人用で日本人には全く合わない、というか、正直うまくない。店員に聞くと、中国人用のメニューは別に用意してあるというので、そこから中心にメニューを選ぶ。家族連れの食事も、赴任当初は何だか違和感があったのだが、1年もするとやっぱり多少は慣れるものだ。今回帰任する同僚は6年の駐在を終えて日本に戻るのだけど、その心境はどんなものなのだろうか。
Kyosuke
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