嗚呼!米国駐在員。
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2004年04月21日(水) 松井、イチローを見て悔しさを感じる男

なんという事のない無難な1日。
しばらく出張を入れないようにしていたので、最近は比較的落ち着いて仕事が出来るのはいいのだけど、逆に集中しなくなってきたな。

中国出張のためのチケットが、ぼやぼやしている間に倍額の2200ドルになってしまった。予約をしていたから安心していたのだが、価格は日替わり、発券しないと分からない、なんて業者に言われてしまう。UNITEDもいい商売をしてるな、どこが航空不況なんだろう、と思ってしまうのだが。
2200ドルでも800ドルでも同じエコノミー席で同じ食事というのは解せないだろ、などついつい不満も言いたくなる。

最高のギタリスト、布袋寅泰の記事を読んだ。
今年はギターで世界進出を目指すという。映画「キル・ビル」のテーマ曲は、アメリカのテレビCMでも頻繁に流れた。彼は、「松井、イチロー選手の活躍を見て、日本人として誇りに思うと同時に、悔しさもあった」とコメントしている。
松井、イチローを誇りに思う人、うらやましく思ってあこがれを抱く人はたくさんいるけども、彼らに対して悔しさを感じ、それを口にして、そして同じく世界で勝負できる日本人は一体どのくらいいるのだろうか。「悔しい」と素直に口に出す布袋、そして40過ぎて世界で勝負していく布袋はカッコイイと思った。

日本で見た布袋のコンサートは、男ばかりだった。
布袋は、誰もが思っていてもいえないような、ある意味で恥ずかしいような事を、気取ることなく堂々と言ってのける。いつでも夢を持っているそんな男に、魅力を感じる。

けんか別れした(?)氷室京介とは、似ているようで全く違うキャラクターだ。
一見、歌だって外見だって氷室の方が絶対に活かしてるんだけど、布袋の魅力で根強い人気は衰えない。

ちょっと不器用で強面の日本のギタリスト。世界進出を応援したい。


Kyosuke