嗚呼!米国駐在員。
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2004年04月16日(金) |
<人質解放> さあ署名。 |
今朝は快晴。気温も20度越えの最高の天気。つい数日前には雪が降っていたのにこの変わりよう。 ラジオでも Great! Unbelievable! を連発しており、会う人会う人がGood day!と挨拶。長く厳しい冬のシカゴだからか、天気一つで皆がここまで陽気になるのが、なんともいい。 普段は事務所に着いたら必ずネットを見るのだが、今日は待っていた返事が気になったのでメールをチェックする。と、見慣れぬ表題のメールが入っており、それを開いて初めて人質の3人が解放された事を知った。ちなみにメールはこんな内容。
----------------------------------------------------------------------------------- <<< 在ニューヨーク総領事館からのお知らせ >>>
在留邦人の皆様へ 2004年4月15日
1.先にイラクで誘拐されていた日本人3名は4月15日解放され無事であることが確認されました。なお、14日イラク・バグダッド郊外で新たに日本人2名が拉致された旨の情報もあり、外務省で確認を急いでいますが、テロ関連情報として参考までお知らせ致します。
2.イラクでは、6日から14日にかけて米国人、英国人、カナダ人、フランス人、スペイン人、イタリア人、ドイツ人、ロシア人、イスラエル人、韓国人、中国人等多数の外国人が誘拐される事件が、未確認情報も含め、発生しています。
3.(1)外務省では、累次にわたりイラクに対し「退避勧告」を発出し注意を促していますが、上記の通り誘拐の脅威が高まっていることを受け、14日、イラクへの渡航はどのような目的であれ絶対に見合わせることを、また、現在イラクに滞在されている方は、直ちに退避することを改めて強く勧告しています。
(2)イラク以外の各地においても同様な脅威の高まりは排除されず、当地においても5段階中高いほうから2番目のテロ脅威レベルにあることにも鑑み、引き続き警戒を維持されるようお願いします。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 前から言っているが、彼らが殺される訳はないから、釈放そのものには驚かない。それよりも、3(2)が気になった。なんだよ、アメリカが5段階の2番目の脅威レベルって。そんな事言われても、日常生活の何をどう変えればいいのか。警戒って言われてもなあ。ぶつぶつ。 思わずぼやきたくなるな。
釈放のニュース、日本は朝から特番やってるのかなあ。でも、実際の放送内容はどうなんだろうか。どうせきれいごとばかりの放送だと思うが、それだったらもううんざり、異国で見れないのは幸いだな。 局もアナウンサーも言いたいことあるだろう、こんだけ世の中騒がせたんだからハッキリ言ってやればいいのにな。日本のメディアは変なところで発言・表現の自由なんて言ってるわりには情けないよ。ホントに。
自分はアメリカに居るが、米人をはじめとした外国人は3馬鹿トリオの事件背景を全く知らないし、日本の経済損失も知らない。この3人がいかに迷惑を掛けたのかも知らない。それ以前にアジアには興味が無いんだよな。
yahoo!ニュースを見たけど、この3人は「イラクに残って写真を撮りたい」とか「イラク人は嫌いになれない」とか、解放直後に言ったようだ。やっぱり事の重大さをかけらも認識していない、むしろ考えもしてなかった事が明らかだな。拘束中に、自分たちが引き起こした結果について、かけらも考えられないような奴が、どんな思想を持ってるか知らんが、世の中を変えることなど出来るはずがないよ。日本がこの3人のために支払った莫大な金と労力、周辺諸国からの借りを考えると、何ともやりきれない。
まあ、いいや。バカたれに文句を言っても始まらない。
いつでも署名しますよ。 「救出活動にかかった全ての費用は一切税金を使わない。全額個人で払うこと。」
Kyosuke
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