嗚呼!米国駐在員。
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2004年04月07日(水) 漢字のタトゥーはまぬけである

今日は70度近くまで一気に気温が上がった。
これならTシャツでも問題ない。一気に春かと思いきや、また週末には冷え込むようだ。いい加減にして欲しい。

誰しもがどうしても腹が立ってどうしようもない時があると思うのだが、昨夜の自分がそうであった。一旦寝付いたが、1時間もせずに目が覚めてしまい、その後は思い出しただけでムカムカするその事件(?)を考えて完全に目がさえてしまった。もう、腹が立ってどうしようもないというやつである。
人が聞いたら大した事はないのだろうが、本人にとっては一大事。 後で振り返ればおそらくちっぽけな事になるのであろうが、そのときは一大事。くやしくてしょうがない、でも、考えるだけアホくさいので気にしないようにするのだが、そうはいかないのである。(なんのこっちゃ)
おかげで寝不足であった。

会社に行って、そういえば床屋(美容院?)を予約しなくては、と電話をすると、「今日の4時ならキャンセルがでて空いてますが」という。土日はこの先1ヶ月予約一杯。という事で、今日は3時30分に外出を装い(別に装う必要もないのだが)とっとと退社して、伸びていた髪をさっぱり。

帰りに旭日屋書店にいって、久しぶりに新書をチェックする。
中国関係の本、マリナーズ長谷川の本を探したのだが、やっぱりなかった・・。
珍しく米人が店に入ってきたな、と思ったら、奥のアニメコーナーへ一直線である。日本のアニメは本当に根強い人気があるようだ。この本屋には売れ残った雑誌が一箇所にまとまって叩き売られている。いいんかいな、こんなことして、と思いながらも、ゴルフ雑誌とSAPIOをちょっと安く購入。

その後はフードコートで、3ドルのカレーを食べてから、ゴルフショップをはしごする。冬の間にあれだけ安かった道具がいきなり定価近くに戻っている。これから黙ってても客が来るから当然か。


朝刊を読んでたら(といっても夕刊なんてないのだが)、漢字の刺青の特集があった。
いかついアメリカ人が、丸太のような太い腕についたまぬけな漢字のタトゥーを自慢げに見せている姿は、誰もが目にした事があると思う。
特集は「刺青で彫ってある漢字の本来の意味が、それをつけている本人の理解とは異なる場合がある」として、その両者を明らかにしていたのが面白い。
例えば、

「宅移迷」〜 本人の理解は、自分の名前(Timothy)の日本語訳。 解説:発音は Tak-ee-mayでTimothyとは言わない。意味は、unreliable delivery service, lost moving delivery。

「円七」〜 本人の理解は、circle seven。 解説:7円、つまり5セント

「沌(←これのさんずい無し)」〜本人の理解は chaos 解説:さんずいなければ意味をなさないが、村、とか、集まりの意味

おおかた見た目で格好よさそうだ、とか判断してしまったのだろうが、一生ものなんだから、ちょっとは日本語分かる人にアドバイス求めるとかしろよ、と思ってしまう。タトゥーショップもしっかり説明しろよ、と思ってしまう。
いくらなんでも、「円七」って何なんだよ。これ女の子がつけてるみたいだけど、芸人の名前じゃないんだから。解説の5セントってのも笑えるが。 他にも「痛」とか紹介されてたけども、ほんとにお笑いである。もっとも本人が気に入ってれば、他人がとやかく言う問題ではないのだが・・。


Kyosuke