嗚呼!米国駐在員。
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2004年03月28日(日) |
戦力外プロ野球選手 / スポーツジムでの疑問 |
特に予定のない贅沢な土日。朝は久しぶりに11時まで熟睡で疲れも回復。
昼からはいつもの通りジムで軽く運動する。 このジムも毎週のように通っており、たいていの事は見慣れた風景になっているのだが、よく考えれば「なんでや?」という事はまだまだあるのである。
ちなにみ今日気がついたこと。 受付からロッカーまでの一角にはちょっとしたコーナーがある。いつもは、健康食品や栄養食品を売っていたり、簡単な整体をやったり、運動の本を販売している。なんとそのコーナーで、今日は家を売っていた。小さな特設カウンターを作り、オッサン2人がまじめそうに座っている。OPEN HOUSEの看板も立っている。 なんでスポーツジムで家を宣伝するのか、さっぱり分からんな。前にここでBMWやVOLVOを宣伝していた時も驚いたのだが、今回は驚くよりも、営業とはいえ休日の昼下がりにスポーツジムで家を宣伝せねばならない、大変だなあ、と不憫に思ってしまった。もっとたまげたのは、運動後だろうか、Tシャツと短パンで汗を拭きながらカウンターに座って説明を聞いている人がいたことだ。何もそんな時に家の説明聞かんでも、と思うのだが。
そうそう、ロッカーでもおかしなオヤジがいた。 ここのジムではスポーツタオルとバスタオルが使い放題で、いつでもどこでも洗濯したてのキレイなタオルが自由に使えるようになっている。でも、ロッカーで着替えていると、そのタオルで必死に自分の靴を磨くオッサンがいた。最初は自分の靴磨きようの布だと思ったのだが、間違いない、備品のタオルで一生懸命拭いていた。 こちらも注意をしようと思っただけで結局何も出来なかったのは情けないが、こんな常識ないオッサンがいるのも困ったもんだよなあ。
夜は、日本のテレビ番組、大好きだった「ZONE」を4本連続で。といっても、これはついに借りてしまった日本の番組のレンタルビデオ、1泊2日で75セント。タダでテレビ番組録画するだけで、ずるい商売だよな(だったら借りるなよ)。
K1の子比類巻や、スケートの大菅、レスリングの山本などが特集されていて、一気に見た。4本とも実によく出来た内容でそれなりに得るものがあったのだが、特に印象に残ったのは、戦力外通告を受けたプロ野球選手のその後がテーマのもの。何人かの選手が出てきたけど、活躍してた巨人の高野やダイエーの大越までが、昨年末に戦力外通告でプロ野球の世界から離れていたとは知らなかった。
ZONEでは毎年同じ特集があるのだけども、何故今回印象に残ったか。それは、クビ通告を受けた選手がまさに自分と同じ世代だということ。30前半〜半ばの選手が多い。大越が甲子園で活躍していたときには、自分は浪人中で、ろくに勉強もせずに仲間とタバコを吸いながら、喫茶店のテレビで彼の活躍を夢中で見てたのを思い出した。 大越は高校野球の監督を目指して、再受験を決意。高野は民間企業へ。2人を見て、自分もやろうと思えばまだまだ新たなフィールドで頑張ることが出来るのだ、と思わされた。
もっとも、甲子園のアイドル島田直也は、自分はこの先も野球だけ、野球以外はありえない、と過去のプライドを投げ打って、打たれる事が仕事である打撃投手となる。 これも立派な生き方、1つの道を信じて生きることの素晴らしさとカッコよさを感じ、器用な生き方でない点が実にうらやましかった。
本来の番組テーマは、プロ野球選手も華やかにみえる世界の裏の厳しさ、みたいなものが主眼なのだろうが、そんな一般的なものよりも、自分の人生を振り返させるような番組であった。
番組を見ながらついつい久しぶりにバーボンの一杯でも飲みたくなってしまったが、そういえば家にはそんなもの用意していなかったな。
Kyosuke
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