嗚呼!米国駐在員。
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2004年03月27日(土) 春の基準は? / 自動車パーツ /中国企業

今週に入り通勤途中の道路に、タヌキや狼?みたいな小動物が車に轢かれて転がっている姿が目立ってきた。
死んでしまった動物は気の毒なのだけど、動物が冬眠から覚めて動き出したという事は、つまりはいよいよ春の訪れである。(それにしても、なんちゅう基準や)
今日は本当に久しぶりにコートがなしでも寒さを感じなかった。冬があまりにも長くて、しばらく本当に忘れていた穏やかさが戻ってきた。

今日は朝から自動車のパーツ屋を2件、それぞれ頼んでいたパーツをトラックに取り付けてもらってから、昼前に出勤。こちらの自動車関係のアフターマーケットの修理工場は、何故か月曜から金曜の9時5時のみ開店という、まさに公務員のような時間帯しか営業していないのが困りものである。自動車大国アメリカで、不思議と言えば不思議なんだが、オートバックスやイエローハットのような店舗が全くない。あっても規模も小さく、おいてある商品もお粗末そのものなんだなあ。そういえば日本人のように、車を手を加えているのもほとんど目にしないな。 これでひとまずは、トラックが満足する形に仕上がってきて満足。

仕事の方は穏やかそのもの。
みんな「Happy Friday!」「Have A Nice Weekend!」と声を掛け合い、毎週金曜日の午後は取引先もほとんど休業状態なのか電話もかかってこない。よって、取引先に嫌な報告をせねばならない時はなるべく相手の気分がいい金曜日の午後に伝えるようにしている。今日も、嫌なメールを1本打ち逃げ。
まあ、だからどうだと言うと何も変わらないのだろうけど、単に気分的な問題。

最近は中国の企業に色々とアプローチをかけているのだが、中々反応が鈍い。彼らも国内が活況を呈しているので、アメリカとの取引どころではないのだろう。 うちの会社も中国に現地法人があるのだけど、もう新規投資案件が次から次へと山のように入ってきており、毎日のように日本からの客先アテンドで大忙しのようだ。
アメリカでのんびりと生活していると、中国のこうした活況振りはうらやましい反面、やっぱり当事者になると大変だろうな。数年前に台湾に長期出張したが、毎日お客を連れて中華料理、その後2次会3次会と深夜まで飲んでいて、翌日は二日酔いでほとんど日中は仕事にならず、そしてまた夜は接待を繰り返す。
アジアの駐在員はほんとうに体力勝負、酒も強くなけりゃつとまらない。

もうすっかりアメリカ生活どっぷりの自分は、そんな生活には戻れないだろうか。


Kyosuke