嗚呼!米国駐在員。
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2004年03月26日(金) ガソリンが高いと外出を控えるか / 電話会社への苦情 その後

アメリカのガソリン価格の平均は、US$1.743(1ガロン)となり、過去最高値を記録した。1リッターあたり50円程度である。
ガソリン価格の高騰は、原油価格の上昇やエネルギー需要の増加、米民間の石油在庫の低下などが組み合わさっておきており、ガソリン需要が増える4−5月以降はさらに平均$2-2.30まで高まるだろう、という声もある。これは大統領を狙う民主党ケリーが、共和党ブッシュ政権を政策失敗を主張しようと、単に消費者の不安をあおっているだけなのか、いずれにしても、大統領選の影響も出てきそうだ。
日本もガソリン価格は上昇しているのだろうか。

一方で新聞紙上では、この高騰が早くも春休みや夏休みの旅行シーズンへの影響が出るのでは、という記事があった。 USA TODAYには、車種ごとにニューヨークからマイアミまで往復した場合のガソリンコストが出ていたのが興味深い。 Suburban(Chevy)の場合は$337(184gallons), アコード(Honda)-$168(92 gallons)、そしてプリウス(Toyota)はたったの$92(50ガロン)。サバーバンとプリウスの差は$245もある。こう具体的数字で出されると、 う〜ん、エコ車はお得だな、という感が強くなるな。家族4人で旅行しても、贅沢しなければ2日分の食費は十分に出てくる。
もっとも自分の場合は、せっかくアメリカにきてまで窮屈な日本車に乗る気はさらさらない。よってこんな記事は何の影響も受けないのだが、うちのスタッフなんかに聞くと意外と影響を受けるアメリカ人は多いようである。


昨夜は開高健の「二重壁」という短編小説を読んだ。
なんだか意味の分からない結末。時代が時代なのか、とにかく暗い。暗すぎて後味が悪い。

今日はボスが出張中で、仕事中は伸び伸び。
いたらいたで、そんなに気も使わないのだが、やはり、突然、あれしろこれしろ、これはどうなった、おい、昼飯いかないか、などなど言われると、それはそれでうっとうしいものである。

そういえば、悪名高きにっくき電話会社、SBCからの請求書が来た。(詳しくは 2月13日 日記参照)
見ると、頼んだ覚えもなく先月請求されたSBC Yahoo! $25の請求は今月はきていない。よしよし、さすがにあれだけ文句言ったから、こっちの怒りも通じたんだ、と一安心。ところが、「先月に請求した$25は、まだ支払いがされていませんので、今月に加算して支払って下さい」と書いてある。馬鹿いえ。これじゃ、しょうがないじゃないか。
慌てて昼前にSBCに電話をかける。でも、先般の日記を見た方から「日本人のオペレーターがいるはずなので、トラブルは日本人に頼む事をおすすめします」という、有難いメールを頂いたことを思い出した。
電話に出てきた早口の女性に早速日本人に変わるよう頼むが、「日本人のオペレーターもいるけども、私が聞くわよ。どうされました?」と言う。
まあ、そこまで親切に言ってくれるのにごねるのも嫌だな、と思い用件を話すと、「翌月の請求から引きます」という。 何や、やればできるじゃないか、と思い電話をきろうとすると、始まった始まった、怒涛のようなセールスが。「長距離入っていないようだけど、こんなプランはいかが」「よくかける番号にはこんなお得ダイアルプランが」「インターネットサービスの新しいのが出ましたよ」こっちの抵抗などモノともしない攻めっぷり。 こっちも相手にせずに無視して切ってしまうのはとても簡単なのだが、このお姉さんの気を悪くして、清算処理を進めてくれねば元も子もない。過去にはそんなことがあったのだ。何とか10分くらいで切り上げることが出来たが、果たして無事にこれで解決となるのだろうか。


Kyosuke