嗚呼!米国駐在員。
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今日は風が強く、寒さもぶり返してきたようだ。 午前中にジムに行くが、いつもの8割程度の人数か。春はまだまだ。
今日は特に予定もなく、昨日納車したトラックのパーツ探しでもしようかと昼から車を走らせるが、自動車関係の店はほとんど日曜日が休みだった事に気がつき、何もせず帰宅。 スピルバーグ監督のアミステッドを途中まで見るが、話がややこしく眠くなり中断。それから日本から取り寄せてもらった「白い巨塔」4巻を読むがあまり気分が乗らない。ずるずるとなんとなく1日を過ごす。贅沢な1日のようで、無駄な1日になってしまったな。
「白い巨塔」といえば、出張の合間を縫って3巻を読み終えたが、財前教授がほんとうに嫌なやつになっていく。このままうまくいく訳はない、と思うけどもどうなるだろうか。 一方、小説に出てくる財前や鵜飼医学部長の微妙な言葉の使いまわし、さりげない形を装っての相手の追い込み方は、実社会でも参考になるな、と一瞬でも思ってしまった自分に嫌悪感を抱いた。医学会と同様、自分が仕事で携わる業界も旧態依然の体制であり、給料をもらっているという言い訳の元で、そんな中で何とかうまくやって生きていかねばならないことに、最近疑問を感じている。 自分だったら、財前五郎、それとも里見、どちらの人生を歩むべきなのだろうか。考えると答えが出ない。色々考えさせられる。
どうでもいいけど、日本のテレビドラマの財前は唐沢寿明だそうだけど、やっぱり織田裕二がぴったりという気がする。寂れた記憶しかないけども、唐沢はどちらかというと腹黒さとは無縁の里見のイメージなんだけどな。出張してきた子が、「このドラマ、すごくはやってますよ〜」なんて言ってたけど、原作を読むとますます気になるな。
Kyosuke
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