嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月27日(金) 和菓子を食べた米人スタッフ・・

今日は珍しく日本から来客があった。といっても展示会のついでに寄ったそうだが。
うちの会社の東京本社で付き合いがあるので、米国でも販売協力して欲しいというもの。こんな寒いだけのなにもない時期にわざわざ事務所まで来てもらったので丁重に対応するのだけど、残念ながら商売の可能性は厳しいでしょうな。彼は36,7才くらいで数年前に昔の会社が倒産して今の会社に移った、という。初めての米国と言ってたけど、1人でタクシー乗ってうちの事務所まで来て、ちょっとぼったくられたかもしれません、なんて笑ってた。

このお客さんから、お土産としてあんこの団子と餅の詰め合わせを頂いた。
うちのボスが団子だけ家に持って帰りたい、とわがままいうのを無視して真空パッケージを空けて2,3個つまむ。久しぶりの日本のお菓子で適度な甘さが上手い。やっぱり上品だな。
珍しく定時過ぎまで残っていた米人スタッフRに、食ってみろよ、と進める。このスタッフは、いわゆる俺が俺が、のタイプでほんまに負けず嫌いでプライド高い。アメリカ人はあんこは大嫌いと聞いていたので、さすがに手をつけないと思ったのだが、「Why not!?」と叫んで団子を勢いよく1つ口に放り込んだ。
その瞬間、口を押さえてゴミ箱に一直線。目を白黒させるという表現があるが、本当にそうなったのを初めて見た。それにしても大笑いさせてもらった。 このスタッフはええ格好しいの兄ちゃんだけに、特に普段は見せないその慌てふためいた表情は面白かった。
口直しのコーラを飲んで席に戻ってきたとき、「やっぱりお前も駄目だったか」と言い放つと、「おい、俺は挑戦したんだ。他の奴は手もつけないだろう。」と言う。どこまでも負けず嫌いだな。 しきりに、何かが違う、とか、日本じゃこんなもの食ってるのか、とか、ぶつぶつ言っていた。あんこもそうだけど、餅の触感も初体験だったようだ。
いくら勧めても、もう2度と食べないだろうな。あははは。

来月は来客と出張の連続でかなり多忙になりそう。
スケジュール調整が大変そうだな。


Kyosuke