嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2004年02月19日(木) ソリアーノとロドリゲス

今日は5度位まで気温が上がったようだ。まだ雪はとけないけども、このまま春になって欲しいと切に思う。朝から、来月の来客アテンドスケジュール、自分の出張スケジュール調整など対応していたら、案の定すぐに夜になってしまった。何か腰が落ち着いた仕事が出来ず、嫌な感じである。(←いつもそうじゃないか)

昨晩、久し振りに実家に電話して母親が言うには「こっちではヤンキース松井のニュースで持ちきり。アメリカでもすごいんでしょう」と言うのだが、残念ながらこちらでは全く松井の姿を見る事が出来ない。ニューヨークでは違うのかもしれないが。 昨年の野球中継の松井シーンでのキャプチャー(字幕)では、HIDECK MATSUIとでてきてたけど、日本の国民的英雄のスペルくらいしっかり書いて欲しいですな。確かに発音は「ヒデッキ」と言ってるけど。

最近は新聞でもテレビでも、スポーツコーナーはヤンキース移籍の決まったロドリゲスの話題で持ちきり。
ロドリゲスは米プロスポーツ史上最高の10年2億5200万ドル(267億円)の契約をしたことでもあまりに有名。6年連続40本以上のホームラン、これまで3年連続本塁打王で昨年のアメリカンリーグMVPであるから、実力も超一流のスーパースター。
しかしいくら金を積まれても、所属のレンジャーズは3年連続の最下位。スポーツマンである以上は、勝つことに飢えて勝つことが最も重要になった、というコメントは、まさにその通りであろう。
こんな話題のヤンキースは、3月末に開幕2連戦を東京ドームで実施する。松井はもちろん、ロドリゲスのヤンキースデビュー戦という意味でも話題満載の試合になるだろう。
見たい見たい、うらやましいな日本は。こちらは平日の朝で、試合の中継さえやるか分からないなあ。

ロドリゲスの変わりにヤンキースからはソリアーノがレンジャーズに移る事になる。
ドミニカ出身のソリアーノはヤンキースのレギュラー2塁手、オールスターも2度出場。
96,97年は広島カープでプレーしていた。もっとも2年で17打数2安打という記録なので知らない人も多いと思うが、テレビで見てえらい足の速い選手だな、広島はうまく選手を見つけ出すな、という印象があったのでよく覚えている。
後にヤンキースで大化けするんだが、もともとメジャー志向であり、そりゃ広島市民球場でやるよりもヤンキースタジアムの方が選手としてやる気も張り合いも違うんだろう。松井がヤンキース入りした時も、片言の日本語を使って和ませたらしいから、いい奴なんだろうな。

そのソリアーノの登録年齢が実際とは違う、という3流記事が小さく出ていた。
実際は28なのに26とされていたという。まさかアイドル歌手ではあるまいし、何のメリットがあるんや、と思ったけども、日本でプレーしていたときにそもそも誤登録され、その後米国に渡る際のビザも間違えたままだったという。当時は SEPTEMBER.11の前でそんなに厳しい検査がなかった、と記事には出ていたが、当時の管理はそんなもんなんだろうか。なんとテロ後に米国入国管理局が調べたら、他に何人かのプロ野球選手が実年齢より下のビザだったという。
本人も気がついていただろうに、まあどうでもいいと思ったのか、もしくは後々の事を考えて少しでも年下に見せかけて複数年契約を有利に、とでも考えた腹黒さがあったんだろうか。


Kyosuke