嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月18日(水) スリーパーズ / 金正日

昨日2月16日は誕生日だったのだが、なんと北朝鮮の金正日と一緒の誕生日であった。
たまたまネットの国際ニュースで発見したのだが、国民あげて数々の公式行事が催されたという。一体、その中の何人が心から独裁者の誕生日を祝福したんだろうか。そういえばアメリカに来てから、北朝鮮のニュースはほとんど見なくなったな。

今日は仕事は平穏無事な1日。
台湾関連の仕事がうまくいきそうでほっとする。うれしいというよりも、あまりに商売が全体的に低空なので、ほっとするといった表現がぴったり来る。台湾は、米国赴任前の数年間に30回は出張しており、非常に愛着のある国。商売スタイルも華僑独特のものがあって苦労したけども、今では本当に懐かしいし、スマートなこっちの商売より面白みがあったなあ。是非とも仕事を作ってまた出張したいものだ。


昨日の晩はアマゾンで買ったDVDの「SLEEPERS」を見る。
昔見たような気もしたけど、単に大好きなデニーロと、何だかんだ言ってかっこいいブラッド・ピッド、ダスティンホフマンと豪華俳優陣に惹かれて買ってみただけ。題名の意味が分からずにネットで検索すると、スリーパーとは「州が管理する施設内で9ヵ月以上の期間収容される採決を受けた青少年犯罪者」のことであった。どうでもいいけど、このDVDはこちらで13ドルちょっとで買ったんだけど、日本のアマゾンを見ると5300円!
この差はなんや。これじゃ気軽に買えないわな。

いかにもアメリカ人が好きな少年たちの血よりも濃い友情と、少年院で受けた心の傷を癒すための復讐の記録。
印象に残ったのは、悪事をした少年を追いかけるホットドッグ屋のオヤジの睨みつける目(無名俳優なのかな、これはすごかった)と、ケビン・ベーコンの演技が上手くて見ていていかにも悪人と思わせるオーラがプンプン出た事。 デニーロの神父役も別にデニーロである必要もなかったし、別にはらはらするシーンもどんでん返しもなく、ストーリー的には今ひとつか。仙道あきほ(だったっけ?)を思わせる幼なじみの女の子は要らないな。
ただ、最後の仲間揃って飲んでいるシーンは良かった。自分も気のおけない仲間達と馬鹿やってた頃を思い出した。
そんな場面が自分にはこの先何回あるんだろうか。


Kyosuke