嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月09日(月) |
スポーツジムでの出来事 |
この土日は久しぶりにのんびりした。
昨日はぶらぶらと買い物へ行く。 バーゲンはとっくに終わっているのだが、バーゲン品が更に半額の投売り状態。ナイキゴルフのポロシャツも日本では6〜8千円位で買っていたのだが、わずか10ドル弱。ついでにゴルフ用パンツとナイキのウェアも買う。安い。もっとも、売れ残りであるから種類もないのだが、安いので文句はない。
夜はラストエンペラーを久しぶりに見る。 前に見たのは高校生だからもう15年くらい前だろうか。場面場面は覚えていたのだが、ほとんどストーリーは忘れていた。おまけに英語の字幕(capture)がDVDに設定されていなかったので、もう一度見なければしっかりと理解できないが、皇帝といえども溥儀の人生は何だったのかと考えさせられる。当時は何も思わなかったのだが、映画とはいえ中国人が英語で会話をするのはやはり違和感があるのだが、やはりアカデミーを意識したからなのだろうか。
日曜日の今日は朝からジムへ。 先週始めたヨガに参加。2回目なので少し慣れてきたと思い調子に乗って、インストラクターの動きを目で追わずに言葉だけで反応していたのだが、気づいたら周りと全く違う体勢になっている。まだまだである。
ヨガ終了後に軽く筋トレ。 ダンベルをしていたのだが、目の前にマシンにスタローン張りの兄ちゃんがやってきた。いきなりこっちを見て「ヨラスティ?」という。なんやて? 再度「ヨラスティ?」?? わけが分からんな。スペイン語かな、マシンを使っていいかどうか聞いているんじゃないか、と勝手に解釈し、YES、と答えると(いい加減なものである)、にっこり笑ってマシンをはじめる。 せめて英語で話しかけろや、と思ってダンベルをはじめると、兄ちゃんは突然マシンを止めてこちらをにらむ。おいおい、一体俺が何をしたんや。無視してダンベルを終えると兄ちゃんはまたマシンを動き出す。
ちょっと考えてようやく分かった。 兄ちゃんは、マシンを使うと目の前の鏡にこちらのトレーニング姿が写らなくなる。だから、気を使って、「お前は休憩中か(ARE YOU RESTING?)」と聞いたのだろう。 はなからこちらは、気晴らしにダンベルやっているだけで、鏡に写った筋肉を意識して、という鍛え方をしているわけではないので、全く兄ちゃんの気遣いが分からなかった。兄ちゃんも、自分がマシンを使うと目の前の鏡を独占してしまうのだが、後ろでは休憩中と確認、安心してマシンを始めた矢先に自分の後ろでダンベルを始めたので、なんのこっちゃ、とすぐに動きをやめて邪魔にならないようにしたのだろう。
日本のジムではほとんど見知らぬ人と口を交わすことなく、黙々と運動していたのだが、こちらのジムではバーベルを支えてくれとか、話しかけられる事が多い。こういった会話にも慣れていかねばならないな。
帰りのロッカーでは日系取引先の社長とあってしまい、仕事を思い出してしまった。 明日も早朝のフライトで出張である。
Kyosuke
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