嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月05日(木) デトロイトで日本のニュースを見る

今朝は6時40分のフライトでデトロイトへ。
2件の客先訪問のあとは2時間ドライブをしてクリーブランドへ。現在ホテルにて記入中。

と書くといかにも駐在員なのだが、実は出張にパソコンを持参するのは今回が初めてのこと。あまり仕事に追われたくないので、本当は携帯電話さえも持ちたくないほど。今回は特別で、客先との面談結果を、5日の朝一番に間に合うように東京にレポートせねばならなかったために、しぶしぶ持参。
いざ取り掛かろうとしても、パソコンをホテルの電話とどうつなげばいいのかも初めてのことで分からない。やむなく会社の同僚に電話していちいち教えてもらう始末。(←情けない)

それでも、1人ホテルの部屋で画面に集中できるので、あれこれ邪魔も入らずに思ったよりも仕事がはかどる。出張報告も飛行機の待ち時間などに済ませておけば、非常に効率的。何で今まで気がつかなかったのかと思うほどで、どうりでみんな出張に持参する訳だと納得。

普段つなぎ放題のケーブルなので、電話回線だと本当にいらいらする。通信料は一体どのくらいになるのだろうか、これも見当がつかない。節約の為に回線を切ったりつなげたりを繰り返しているのだが、実は先ほど書き終わった日記が全て何かの拍子に消えてしまったのだ。(泣!泣!)という事で内容を思い出しながらこれが2度目の執筆。なんともやるせない。

昼飯はデトロイトの日本食屋 三平へ。
店内のテレビで本当に久しぶりにNHKニュースを見る。画面は国会答弁中の小泉首相。日本にいる時はそうも思わなかったが、しっかりと毅然たる態度で自分の言葉で主張する姿には好感を持った。 アメリカならびに海外諸国に対しても、ぜひとも同じ態度でモノを言ってほしいものである。 野党は相変わらずぐちぐちと、非建設的な質問を繰り返しており、これが国会の場でわざわざ言わなくちゃならない事かどうかも判断出来ない議員がたくさんいる事、そしてそんな下らない質問をわざわざニュースで流す事に驚いた。

国会は結局何の結論が出たかもよくわからず、次に、中学生の長男が餓死寸前まで追い込まれた事件を報道していた。

親も親なら近所も近所、学校も含めて一体何を考えているのか。さわらぬ神に祟りなし、いかにも日本的な事件である。親父の凶悪な顔写真を見れば誰もかかわりたくないと思うだろうが、いくらなんでも見てみぬふりも限度があるだろう。立ち入ろうとしたが許可が下りなかったとか伝えられてたが、中学生がそのまま死んでしまったら、知らん振りを決めた近所の人、学校の担任とかはどう責任取るつもりなんだろうか。
狭い日本なのに、全く不可解である。狭い日本だからこんな事件が起きるのか。

日本は本当に好きなんだけど、外から見ると「誰もが気がついている事が現実に浸透していない」事があまりにも多いような気がする。最近特にそう感じてきた。


Kyosuke