嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月03日(火) |
スーパーボールのハプニング |
1日に行われたNFLの頂点を決める第38回スーパーボウル、試合内容は手に汗握る試合展開で、アメフトファンではない自分にも十分過ぎるほど楽しむ事が出来た。
問題があったのはハーフタイム・ショウ。 噂には聞いていたがこんなに大掛かりで大胆なショウが、ハーフタイムの時間に特設ステージを設置してやるとは、さすがやる事が違う、と圧倒させられた。数分前まで熱戦を繰り広げた会場があっというまにコンサート会場へ。
そこで見事なダンスと歌を披露したジャネット・ジャクソン。彼女のライブは初めて見たのだが、切れ味のあるダンスと歌唱力には本当に惹きつけられた。 が、ハプニングはショウの終わりにさしかかった頃に起こった。共演したジャスティン・ティンバーレイクが、ジャネットの衣装に手を伸ばした際に、何らかの拍子で胸があらわになってしまったのだ。 テレビで見ていたときには、これもひとつのショウの一環と思ったのだが、中継していたCBSがすぐに場面を切り替えた時には、やはり何かのトラブルだったのかと感じた。
案の定、今日の新聞では、生中継していた米CBSテレビが「全く予想外の出来事で、まことに遺憾だ」と謝罪した。 また、ハーフタイム・ショウをプロデュースしたMTVも、「ジャクソンの衣装が破れたのは、リハーサルにもなく予定していなかったことで、意図的ではなく、ショウの内容と関係ないもので、このようなハプニングが起こったことを遺憾に思う。このことで、不快に感じた方がいれば、深くお詫びする」と述べている。 一方、NFLはこの事態に激怒しており、同幹部は「MTVが今後、ハーフタイム・ショウをプロデュースすることはないだろう」と話した。
気になったのは当の本人はどう思っているんだろうか、ということ。 毎年のように、全米で最高視聴率のスーパーボール。ハーフタイムもコマーシャルもまさに特別であり、非常に関心が高い。そんな中での胸ポロリ。ジャスティンももちろん故意ではないし、本人もどうしようもなかったとしかいいようがないとは思うが、ハプニングとはいえTV曲が謝罪するという事は訴訟ざたにまで発展してしまうのだろうか。 これがブリトニーとかであればまた話は別だろうが、ジャネットの胸ポロリなどそんなに大きな話題にならずにすぐに忘れ去られると思うのだが。
Kyosuke
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