嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月01日(日) 引越しどたばた劇

午前10時30分起床。なんと睡眠10時間以上。
それにしても良く寝れる。なんだか心身ともに疲れきっているな。自分はこのまま一体どうなってしまうのだろうかと不安にもなる。(←嘘)

昨日は事務所の引越し。
昔の事務所は去年の11月で引き払っていたのだが、新事務所の内装が手間取っていた。
ようやく年明けには入れると思っていたのだが、なんと業者がカーペットを張り間違えてまたやり直し。カーペットはもともと注文していたものよりも高価なものが張られていたのだが、いかにも趣味が悪く本来のものに変えてもらった。
それにしてもいくらのんびりしてても、あまりにも仕事がお粗末やで。誰も責任取ろうともしない。

引越し屋は5時からくることになっているので、とりあえず身の回りのものは自分で運ぶ。
それから、パソコンやサーバーなど大事なものも、業者に頼らず慎重に自分の手で運ぶ。

米人スタッフもこういうときに本当に差が出る。
自分のものだけやって後は全く知らぬ存ぜぬのタイプと、積極的に共有のものも手伝うぶタイプ。 ほとんどが自分の身の回りの物だけしか扱わず、まだまだ他に荷物もいっぱいあるのに自分の机の整理なぞはじめる。それでいて、昼飯時に今日は肉体労働だから会社のお金でピザを取ろう、とか提案して、どこのピザ屋でトッピングはどうするのか、サラダはつけるのか、とかドレッシングは、とか我々がてんてこ舞いの時に御丁寧に聞いてくる。 
忙しいのが見て分からんのか、君たちは。 アンチョビがどうのソーセージがどうのとか、どうでもいいんだよ。

おまけに事務所内が大混乱でサーバーの接続から何から猫の手も借りたいほどなのに、それを横目で見ながら定時でグッナーイ。こういうやつに限って、次の日にFAXが通じないとか、本棚ファイルの位置が悪いとか、決まって文句だけは一流なんだよな。ぶつぶつぶつ・・・・

ちょっと遅れて6時過ぎに業者が来ても、作業員も早く帰りたいからあちこちに勝手に荷物を置いていく。これをまた1つ1つ指示するが、どこにおくか考えてもいなかったものが出てきたり、一旦指示して置いてもらった位置が上司の気に召さずにやり直ししたりと、何ともくたびれる。
幸い、一生懸命事務所のことを手伝って遅くまで残ってくれるスタッフもいて、彼らの協力は本当に助かった。

日本の事務所移転の時は全て業者が仕切ってくれたので、荷物の運搬はもちろん、電話もパソコンも問題なく翌営業日から使えたから、何の心配もなかった。 といっても、梱包作業とか、やっぱり社内のみんなで協力して助け合ってやったよな。日本の時を思い出すと、こちらの事務所だって少人数で毎日顔をあわせてるんだから、こんなときくらい一致団結できたらな、と思うんだけど、期待過剰なんだろうか。 さびしいことである(といっても自分だけだろうな。こんな事考えているのは)。
駐在6年目の同僚に愚痴ると「そりゃ期待しすぎですよ。奴らやるわけないじゃないすか」、とまるでこちらの指摘がおかしいと言わんばかり。でも確かに役割(業務)分担で会社と契約して、その内容に相応するだけの報酬をもらっている彼らにとっては、業務と関係ない引越しなど知ったこっちゃなく、勝手にやってくれといった所なんだろう。


明日はスーパーボールでなんだか賑わっている。
アメフトはあまり興味がなかったのだが、ちょっと見てみようという気にさせられる盛り上がりようである。


Kyosuke