嗚呼!米国駐在員。
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2004年01月31日(土) マイナス30度の世界

今日は事務所の移転。
なんやかんやで、本当にくたくたになってしまった。

夜8時に終了してスタッフ含めて食事。今週は仕事も多忙で今日は疲労のピークに達しており、彼らのおもしろくないアメリカンジョークの応酬に、いつもの愛想笑いをする気も起きなかった。まあ、何を言ってるのかも集中力がなくてさっぱり分からなかったが。
輪からはずれてついついと、日本の居酒屋で仲間の馬鹿話していた頃を思い出してしまった。

今日はついにマイナス30度Cに突入。
テレビのニュースでも Dangerous Cold として、なるべく外に出ないようにと伝えていた。
レストランから駐車場への数メートル歩くのさえ厳しかった。本当に息が出来ない。 冷え切った車でエンジンが温まるまで待たねばならない辛さは経験したものでなかれば分からないであろう。筋肉も収縮してしまった感じで体力が一気に衰えた気がする。 温泉があればなあ。冗談抜きで今なら100ドル出しても入りたいな、と思う。
今日の寒さにちなんでラジオでは、「誰がシカゴで一番寒い仕事をしているか」という馬鹿げた企画があり、自分こそ、と思うリスナーからの電話を募っていた。街角のビラ配りや、外で作業せねばならない工事業者などが、俺こそ一番寒い!とまくしたてるのだが、その度にアナウンサー(ホスト)が、
I cannot imagine! とか Oh My God! と連発。 幸せなことである。

帰宅すると、自宅に東京本社の人間から電話。
日本は土曜の朝だというのにご苦労な事である。こっちは夜の12時前っちゅうねん。
事務所引越しで何も仕事が出来なかったことを詫び、1時間ほど打ち合わせと雑談。3月の人事について色々動きがあるようである。これまた米国駐在員などにはさっぱり情報は入らないのだが。

明日は土曜日。ああ、ゆっくり寝れるのが本当にうれしい。


Kyosuke