嗚呼!米国駐在員。
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2004年01月30日(金) テヘランからの叫び

今日は寒いを越して「痛い」1日だった。
気温は摂氏1度、つまりマイナス18度という全く未体験の領域だ。
血も凍るシカゴとはよくいったもので、ほんとうに血液の流れが悪くなっている気がする。明日はもっと寒くなりそうだ。といってもこればかりはどうしようもない。


先日、昨年秋にテヘランに駐在した高校の同級生からのメールがあった。
テヘランで暮らすというのもなかなか出来ない体験、なかなか楽しそうではないか、とメールしたところ、いやいやとんでもない、と真っ赤になって(見えないけど)返事してきた。

79年の革命以後、外国人のコックにVISAを発給しておらず、どのレストランもオリジナル料理からかけ離れすぎており、しかも頗る不味く、これが最大のストレスの一因との事。 もう二度と外食はしないと心に誓っていた。 具体例としては、数少ない中華料理屋にちょっとはましなものが食べられるかと思って行ったところ、ラーメン頼んだら麺がスパゲティーの麺だったという始末だったそうな。この料理は簡単に想像できるけども、ここしかないと期待した結果がこれではやってられんわな。

また、交通渋滞及び大気汚染も半端でなく、生活においてのハードシップが高く疲れるばかり。また、良いのか悪いのかお金を使うところが全くといって良いほどなく、これまたストレスが溜まる、と。出るわ出るわ文句のオンパレード。

もっとも、酒も外食もゴルフもレジャーもなにもない世界では、何をどうしていいのやら。こちらもイメージさえわかない。 といっても仕事だけは結構忙しく、大変さはさほど東京時代と変わらないようで。
これじゃストレスたまるよな。 お前なんか天国だよ、と言われるのも返す言葉が見つからないし、自分があれやこれやと文句を言っているのも恥ずかしくなってしまった。
いつの日か、お互い異国の地で成長して、日本で一緒にうまいもの食べられる日を本当に楽しみにしたい。


Kyosuke