嗚呼!米国駐在員。
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2004年01月07日(水) PHARMACY

昨日からやや体調がおかしかったが、目覚めた瞬間身体が動かなかった。頭痛と発熱で完全な風邪。という訳で、赴任してから初の病欠。いやあ、情けない。
たまたま近所に日本人医者がいるので、初めての診察に行く。今日はマイナス10度位で、駐車場から入り口までの数十メートルでさえ寒さで顔が痛く辛かった。症状を話すと「いやあ、インフルエンザの顔ですな」。頭は真っ白のまま精密検査をしたら、やはり単なる風邪だった。脅かすなよな。部屋が乾燥しているので水分不足にならぬよう、後は薬を出します、と。
診療は10ドル。
薬は近所のDOMINICSというスーパーの一角に薬局コーナーがあり処方箋を持ち込む。対応した白髪のおじいさんが、登録するので名前を言えという。頭痛でぼんやりしながらたどたどしくスペルを言うと、お前はどこどこに住んでいるだろう、しっかりデータにあるぞ、と言う。そんなもの知らんと言って再度スペルを復唱すると、さっきのは間違いだ、と言う。どこをどう間違えたらそんな登録が出てきたのだろうか。 更に処方箋を前に、アレルギーはどうかとか質問攻め。朦朧とする中単語も難しくイライラしたが、何とか終了。
誰も客はいないのだが並んで待て、と言う。
そこでもう1人の白髪おじいちゃんが登場。おしゃべりしながらのんびりと薬をいろんな棚から出す。その間25分。もっと何とかならんのか、と会計すると3種類の風邪薬で120ドル近い。一体どうなっているのだろう。
家に戻って確認すると、抗生物質が3粒しかないのに60数ドル。ひえ〜一粒20ドルか。ただ、日本と違って、それぞれの薬ケースに本人の名前から処方した医者名から、もちろん服用法、効果、影響(眠くなるとか)など情報がびっしり。もちろん価格も明確。薬をもらう際にはサインも必要。なんか信頼感と安心感を感じた。そのスーパーの中にある薬局も朝9時から夜9時まで毎日営業。
果たして日本人にも合うんだろうか。まあ日本の医者が処方するくらいだし、他に選択肢はなくとりあえず飲み込みもう一寝入りしようか。20ドルもする薬だから効果てき面と信じたい。

まあ風邪くらい日本でも年に1回は(もっとや!)あったので、別にシカゴの寒さは原因でないでしょう。こんなときに日本の本でも雑誌でもあるといいんだがなあ。
外は文句のつけようのない快晴。だが、気温はもっと下がりそう。全く雪も解けそうもないな。




Kyosuke