+別にある「家族」と似るかもしれませんが、あしからず。「親子」について考えてみました。
+まず、ウチの「親子関係」について。ウチは、「放任主義(無干渉)」です。小さい頃からうるさいことは一切言いません。しかし、会話が無かった・・・というわけでもないのです。両親は共働きです。一人でいる時間も多かったと思います。しかし、「淋しい」と思ったことはありません。基本的に一人でいるのは好きですし、姉がいますし、近所に祖母も住んでいるので。
+「勉強しなさい」というセリフも聞いた記憶がありません。「人に言われてやっても身に付かない」というのが母の意見です。あまり言われないと「やらなきゃヤバイかも」と自分で思うので、自主的にやるようになるのですよ。と、まぁ、これは私の場合であって「言われなきゃやらない人」にとってはこんな親、致命傷でしょう(笑)。私の性格をわかったうえでの考えだったようです。(と、かってに思っています(笑))
+私の私生活のことについて言うことは「掃除しろ」ぐらいですかね(笑)。さすがに最近は「仕事しろ」ともいいますけど(爆)。昼まで寝ていても「よくそんなに寝ていられるね」と言うぐらい。買い物についても言いませんね。「自分の金」を使っている以上、何も言いません。特に最近は自分で働いているので、まったく無干渉。友達と出かけるのも何も言いません。「え?!いないの?!」と、めちゃくちゃうれしそうだし(笑)。「誰と何処に行くか」ということを伝えて置けば、まったく何も言いません。逆に家に一人でおいて置く方が心配のようです。って、自分に用事があると、とっとと出かけてしまいますが(笑)。
+家族全体的にそれぞれがそれぞれに無干渉です(笑)。働いている時間がバラバラなので、生活時間もバラバラ。全員職種も違うので休みもバラバラ。たまに突然、平日に全員いたりするような家族です(笑)。
+・・・・と。こんなことを考え始めた理由は、とある友人に出会ってからです。彼女の目にコレが触れるとは思いませんが、先に誤っておきます。ココから先に書くことは、私の本心です。気に障ったらゴメンナサイ。
+彼女の家・・・と特定するつもりはありませんが、「親が子供にめちゃくちゃ執着(干渉)する家」ってありますよね。私の親がこんなだから・・・というのもあるかもしれませんが、本当に信じられません。年齢が一桁の小学生・・・とかならまだわかります。こんなご時世ですし、心配するのも。でも。中学生・・・せめて高校生と呼ばれるような年齢の子供に対しての心配の度合いは、変えていかないといけないと思うのです。
+例えば、「遊びに行こう」と言う時。別に旅行に行こうって、言っているわけではないのです。「電車やバスで1時間ぐらいの所に行こう」と言っているだけなのに。「親に聞いてみる」って。「は?」とは言いませんが(一応、友達だし)、ビックリしますね。「仕事の予定がわからない」というのはわかりますよ。社会人だし。仕事が優先というのは。でも。「親」は関係ないだろう・・・と、思うのですよ。「心配性なんだよ」と言い、その「親の意見」に「従ってしまう子供」も理解できませんね。何故、「行動まで親に制限されなくちゃいけないのさ」と思うのですが、私が間違っているのですかねぇ?
+はじめは「他の家庭はそんなものなのかなぁ・・・」と思うだけでした。それがこんな風に考えるようになったのは、そういう友達(Aちゃん)が「親にウソをついたとき」でした。学校帰りに、友達(Bちゃん)とカラオケに行こうという話になったのです。そういう話をしている時にたまたまAちゃんが通りかかったので、「一緒に行く?」と誘うと「行きたい!親に連絡するから待っていて」と。まぁ、突然のことだし、いつもより遅くなることを連絡するのは普通かな・・と思い、ケータイの会話を聞いていると、「授業の課題が終わらないから遅くなる」と言ったのですよ。コレはダメですね。ウソついちゃダメですよ。こういうウソは特にダメ。「カラオケ行くっていうと怒られるから」とAちゃんは言うのですが、「ウソついても怒られないのかなぁ・・・」と思いました。ウチの場合、確実に「ウソをついたこと」について怒られますね。その「ウソ」を聞いた時、「心配しているんじゃなくて、信用してないんじゃん」と、思いました。「子供を信じられない親」も悲しいですが、「親に信じられない子供」はもっと悲しいです。子供の立場として。「信じて欲しい」から「うそはつかない」が私の信念です(おおげさ(笑))。「黙っている」ことはありますね。言わないだけで、ウソは言っていないのでOKなのです(ダメじゃん)!
+今、親子関係が問題視されていますね。虐待とか家庭内暴力とか。どうなっているのでしょうね。今の世の中。ダメですね。過剰すぎる愛情が重荷になってしまうのでしょう。とある方が「最大限の愛情は最大限の暴力に変わる。人間の感情は振り子と同じ。」とおっしゃっていました。ご本人は冗談っぽく言っていましたが、私は心に残りました。(振り子は、支点をはさんで同じ大きさで振れるからです)
+それぞれの家に家庭があって、家庭の中には規則があって、それぞれルールが違うからいろんな考えをもった人がいるのですね。こういう友人に出会わなければ、こんなこと一生考えずに過ごしていたのでしょう。「私の家」が「普通」だと思い、「他の家庭も同じ」なんだと思っていました。「普通」なんて実はなかったりするのです。考えるきっかけをくれたことを感謝します。