本日は東海大相模へ。
テーマは「一二三慎太」。 「一二三とは何者なのか」 難しい…。
引退後、ものすごくよくしゃべる一二三。現役中はひとつひとつ言葉を選んでいた印象があった。そして、「阪神に行くんで」と、関西弁に戻っていた。これまでの取材は、標準語。 今日は、2年夏前の出来事について、本音を明かしてくれた。練習中、ふてくされた態度を取り、グラウンドから出され、体操着で約2週間の掃除。掃除をしながら、思うことがあったという。
周辺取材で、福山亮、江川恭介にも話を聞いた。2人の言葉から、いかに一二三が頼られていたか分かった。 サイド開花の裏には、サイドスローの先輩・江川の助言もあったことを初めて知った。
ちなみに2人は軟式出身。 福山は千葉・船橋中のエース。相模でもチーム事情で、3回ほどピッチャーをやった期間があったが、すべてクビになっている(笑)。 江川は神奈川・寛政中の出身。中学時代はオーバーハンド。「サイドに転向するなら…」という条件つきで、相模からの誘いを受けた裏がある。
サイドは同じ学年に2人もいらない。ひとりいれば十分。だから、「江川がくるなら、ほかのサイドスローは誘わないから」と。 でも、最後の夏に、一二三がサイドに…。「おいおい…」と、苦笑いの江川でした。
福山は駒大へ、江川は国際武道大へ。 「大学でエースになって、一二三を追いかけたい」と江川。抜群の身体能力を誇るだけに、体が大きくなればまだまだ伸びる。
グラウンドでは面白い練習が行われていた。 右打ちが左打ちで、左打ちが右打ちで、バッティング練習。 「選手の可能性を広げたい」と狙いを教えてくれた、門馬監督。 今日は一二三の話しになったこともあり、「いかに固定概念にとらわれないか」という話題になった。門馬監督の野球を見ていると、まさにそう感じる。コンバートも頻繁に行われる。 秋の関東が終わってからも、ポジション変更があり、ファーストを守っていた森下は、いまショートで練習中。サードにも新戦力が加わり、外野のポジションも動かしている。 ただいま、神奈川勢はセンバツで5連敗中(だったかな…)。夏は結果を残しているが、春はなぜか勝てない。 「うちと横浜が負けて、連敗を伸ばしたらまずいよな…」と、ぼそっと呟いた門馬監督。たしかに、このビックネームが連敗したら、相当まずいです…。
12月下旬から地獄の強化練習に突入!
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