2010年07月14日(水) |
横浜高校のファーストとバッティング |
本日は保土ヶ谷球場。 夕方から、横浜市立港南中で取材だったため、その前に、横浜vs藤沢翔陵を観戦。
横浜の1年・山内達也が抑えで1イニング登場。評判どおりの内容。 ただ、気になったのが、キャッチボール。マウンドで投げているフォームと全然違う。もっと、キャッチボールに対する意識を高く持ってほしいなぁ…。
横浜の3番キャッチャーは近藤健介。スタメン唯一の軟式出身。修徳学園中で活躍していた。 中3夏には駒沢球場のライトスタンドに放り込んだことも。当時から、名のとおった強打者だった。
横浜を選んだのは、「自分の力を試したい」というシンプルな動機から。誘われたわけではない。小倉清一郎部長は、近藤の「こ」の字も知らなかった。軟式出身と聞いて驚いていたとか。
ちなみに、小学6年生のときは千葉マリーンズジュニアに選ばれている。このとき、エースだったのが、角張健。中学では船橋市立七林中のエースとして全中出場。いまは木更津総合で主戦格だ。
近藤は修徳学園中2年時に全中出場。当時はショートだった。正キャッチャーだったのが、いま修徳高校で活躍している菊入滉平。近藤と菊入でクリーンアップを打っていた。 菊入が卒業して、キャッチャーがいなくなったところで、近藤がキャッチャーになった。
近藤、初戦ではホームランを打ったようだが、この日はヒットが出ず。左手首にサポーターを巻いていたのが気になった。ちょっと、痛めているようだ。
配球面では、今日は右バッターのインコースをほとんど使わず、アウトコース中心。その意図を聞くと、「レフトに強い風が吹いていたので」と近藤。なるほど。。
横浜の試合を見ると、いつも感心するのがファーストの捕球体勢だ。 近年の横浜は、なぜか、右利きが務めることが多い。今日も何個かあったが、内野手のスローイングが自分の右側に来るとき、左足でファーストベースを踏んで捕る。左側に投げられた場合は、右足でベースを踏む。
「当たり前だろう」と言われそうだが、これをしっかりやっているチームはほとんどない。右側に来た場合、右足でベースを踏んだまま伸びようとする。結果的に、半身の姿勢で捕りにいくため、捕りづらいのだ。
ただ、ショートバウンドの場合は半身のほうが捕りやすいこともあるので、どちらがいいかは分かりません…。 いずれにせよ、横浜のファーストは毎年、足の踏み替えをやっている。これは、誰が教えているのだろうか。
もうひとつ、気になったこと。 横浜のバッティングが変わった?
近藤や新井を見ていて思ったことだが、バットの握り、とくに後ろ手の握りが深くなったような気がする。近藤は、後ろヒジがやや上がり、フライングエルボーに近い形を作っていた。 聞くと、「後ろの手で打ちたいので、こういう構えになっています」と。
なるほど。 以前、小倉さんは、「バットは指で握る。そのほうがバットコントロールがしやすい」と話されていた。でも、今日見る限りは、後ろ手は、指ではなく、手のひらで握っている選手が多いように見えた。
指導方針の転換かな?! 今度、小倉さんに聞いてみたい。
取材後は、港南中央駅すぐ近くの港南中へ。 監督を務める星野先生の取材。テーマは、トスバッティング! 自分も打たせてもらいましたが、難しい〜〜。
ちなみに、港南中は、現・桐蔭学園のエース石垣永悟の出身校です。港南中といえば、横浜市の名門ですね!
|