みのるの「野球日記」
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2010年07月12日(月) 松戸国際と帝京

 本日は千葉・国府台球場へ。
 松戸国際vs布佐を見てきました。松戸国際は石井忠道監督、布佐は蒲原弘幸監督。どちらも、ひとくせも、ふたくせもある監督(いい意味で!)対決となりました。

 接戦になるかと思いましたが、意外にも松戸国際が8対0で快勝。序盤から主導権を握り続けた松戸国際が、強さを見せる結果になりました。

 某メジャーリーグのスカウトを発見。注目している2年生がいるようです。
「いま、韓国の選手をリストに挙げていて、それと見比べます」
 何と、ワールドワイドな話!

 ちなみに、韓国の高校野球は、木製バットしか使わないそうです。学校数は全国で40校ちょっと。日本とはえらい違いです。

 第2試合は東京学館浦安。
 中学時代からよく見ていた、江戸川区立上一色中の岩田巧をブルペンで発見。投げ方がほとんど変わっていなかった。元日本ハムの西崎ばりにヒールアップするところも、変わらず。
「試合展開によっては投げる」と聞いていたが…、ブルペンで見ただけで移動。

 むかったさきは、自宅近くの江戸川球場。
 帝京の試合です。

 お目当ては、東海大翔洋中出身の1年生、渡辺隆太郎。イニングの合間に、ライトの岡部とキャッチボールをするのが、渡辺の仕事でした。
 途中からブルペンに入り、「投げるか!」と期待しましたが、登板はなし。

 ブルペンで見た限りだと、テイクバックを意識して直しているように感じました。中学時代は後ろが大きいフォームでしたが、いまは、ヒジから引き上げようとする意識あり。
 ただ、根本的な投げ方は変わっていない。見た人なら分かると思うが、決して、きれいなフォームではない。独特のリズム感、体の使い方で投げている。

 普通、左ピッチャーであれば、投げ終わったあと、顔がセンターよりも左(キャッチャーから見て)にずれる。それが、渡辺の場合は右にずれるのだ。だから、重心が右側に偏る。投げ終わったあとの後ろ足も、体の右側に一歩踏み出るような形になる。
 何とも、不思議な投げ方だ。

 試合後、少し話しをすると、「ようやく、ボールに慣れてきました」とのこと。いま、最速137キロとか。
 それよりも、何よりも、もうちょい、体をしぼったほうがいいかな。
「これでも、入学してから13キロ痩せたんです」と言っていたけど、現在93キロ。隆太郎! 何キロで入ってきたんだよ…。

 じつは、昨秋の明治神宮大会で、渡辺とは会っている。
 えらい太っていたので、「大丈夫かよ!」と聞いたら、「やばいです…」と。もともと、太りやすい体質のため、ちょっとでも運動しないと、すぐに体重が増えるようだ。
 
 さて、帝京の4番に座っていたのが久保田。Kボール・埼玉スーパースターズから、長距離砲でならしていた。
 練習試合で、「左手を骨折した」と聞いていたが、スタメン出場。左手に、手首を保護するサポーター(?)を巻いていた。
 すべてのスイングが、打ち終わりで左手を離し、右手一本のフォロー。どうやら、骨がくっついたばかりで、負担をかけないように打っているもよう。
 しかし、右手一本で打とうとするから、自然にフォローが大きくなっている。低めの変化球を拾うには、もってこいの打ち方だ。
 右手一本で、軽々と、外野オーバーを打っていました。おそるべし。


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