2010年04月23日(金) |
大野北中・武内先生取材 |
相模原市立大野北中へ。 この春、麻溝台中から異動してきた武内信治先生の取材です。『中学野球小僧』で、新米指導者時代について、お話を聞いてきました。
武内先生は内出中を率いて、2度の全中出場。2003年の北海道全中では第3位に入っています。そして、翌年も全中出場。その翌年は関東大会出場。何と、公立中で3年連続関東大会に出場! これは快挙です。
出身は、神奈川・桐蔭学園。といっても、野球部ではなく、陸上部。そのあと、京都府立大に進み、硬式野球部入部。本格的に野球を始めたのは、大学から。それでも、「普通にプレーできましたよ」。よっぽど、身体能力が高かったのでしょう。ちなみに、中学時代は卓球部。
初任の相模台中には、のちのプロ野球選手も! 現在・ロッテでプレーしている川越英隆投手です。「背は小さかったけど、球はめちゃくちゃ速かった。速すぎて、バットを振れないぐらい速い」。どんだけ速かったんだ…。
内出中に進むまでは、「部活だけにすべてを注ぐのはなぁ…」と思っていたそうですが、何度も対戦していた佐相眞澄先生(現・川崎北)が、東林中で2年連続全中出場。そして、内出中で一緒に指導していた、水野澄雄先生が上溝中で全中出場を果たすのを見て、「どうして、そんなに勝てるんだろうか?」と思い始めたのが、本気で全中を目指すきっかけになったそうです。当然、悔しさもあったと思います。
相模原がずっと強さを保つのはこのあたりにあるんでしょうね。身近なチームが全国に出るので、「うちも!」「おれも!」と思える。子どもたちからすれば、「あいつとは少年野球で戦っている」「そんなたいした選手じゃなかったのに…」と思うこともあるでしょう。 中学軟式野球が強い地域は、どこか1つが強いのではなくて、地域全体が強い。だからこそ、切磋琢磨して、レベルアップをはかれる。このあたりも、部活動の面白いところだなと思っています。
|