2009年02月11日(水) |
滋賀の軟式クラブが熱い! |
週末、大阪に行ってきました。 第2回クラブチーム大阪交流大会の取材です。
この大会は、門真クレイジーボーイズの神田恵次監督、東淀川ブラックジャガーズの前川満監督が中心となり立ち上げた大会で、東は愛知、西は福岡から31チームの軟式クラブチームが集まりました。 地域によっては、軟式クラブが一つもないところがあると思います。そのため、「軟式クラブ?」と思うかもしれませんが、大阪、東京、広島などは、全国的に軟式クラブ熱が高いところです。広島の松永ヤンキースからは、いまをときめく(?)大田泰示(巨人)、上本博紀(広島)が巣立っています。
いくつかの試合を見ましたが、びっくりしたのが滋賀のレベルの高さ。野洲ブレーブスと竜王ジャガーズです。複数の中学校から生徒が来ているため、中体連の野球部より個々の能力が高いのは事実ですが、それよりも、バックアップや全力疾走など、やるべきことがきっちりとできていたことが印象的でした。
滋賀は近年、軟式クラブが盛んになってきており、NBJという独自の組織まで作っています。現在の加盟は13チーム。この春からは、NBJだけのリーグ戦を開くそうです。 野洲ブレーブスは一昨年の全軟連滋賀大会を制覇。昨年制したのが竜王ジャガーズでした。そして、昨年、ナゴヤドームで開催された中部日本地区選抜野球大会で準優勝を遂げたのが、先日紹介した彦根Jボーイズ。この3チームが、NBJを引っ張っています。
*野洲ブレーブスはHPを持っています。 http://yasubraves.web.fc2.com/index.html# *そして、NBJも http://nbj-shiga.com/
それぞれの監督さんは現役時代素晴らしい実績を持っており、大阪桐蔭、天理、東洋大姫路の出身。3人ともに社会人までプレーしていました。
ただ、これだけ軟式クラブ熱が高いというのは、裏を返せば…「中学の部活動が…」ということもいえます。「中体連も頑張らな、やばいわ」という、学校現場からの声も聞かれました。 福岡からはるばる参加したのは久留米少年ベースボールクラブ。懇親会のとき、監督の中野満義さんが壇上で挨拶をされていました。「どこかで見たことあるなぁ…」と、何となく思っていたのですが、ご挨拶をしてビックリ! 娘さんは神村学園女子硬式野球部で活躍し、全日本代表でもある中野菜摘選手でした。たしか、中学3年生のとき、進路を決めるまでのドキュメントが、NHKで放映されていたと思います。
まぁ、しかし、久留米から大阪に遠征に来るとは…!すごい情熱です。こういう指導者、チームがあると、嬉しくなりますね。
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