みのるの「野球日記」
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2008年06月26日(木) 松戸国際へ

 本日は千葉・松戸国際高校へ。

 以前の日記にも書きましたが、松戸市立第六中で全中準優勝を果たした石井忠道先生が率いるチームです。石井先生は、松戸六中のあと市立船橋高を5年間指導したのち、昨年から松戸国際へ。
 赴任した年の新チームは何と部員9名。進学校で女子の比率が高く、野球部に力を入れるような学校ではありません。それでも、この春には石井先生の指導力に魅かれ、28名の新入部員が入ってきました。

 4月に練習試合を見ましたが、練習を見るのはこの日が初めてでした。ちょっと、びっくりです。選手の目が輝いていて、グラウンドの空気も生きていました。「うまくなりたい!」「野球が楽しい」という思いが伝わってきました。
 ある3年生くんは、「石井先生は厳しいけど、いま野球が楽しいです」と嬉しそうな顔。石井先生の表情も生き生きとしていて、「グラウンドに来るのが楽しいよ」と話していました。

 この日は、石井先生が市立船橋時代から懇意にしている、トレーナーの宮田トオルさん(お父さんは8時半の男・ジャイアンツの宮田投手!)が来て、選手の体の状態をチェックするとともに、ラダーを使った新しいアップメニューを指導していました。このアップ、なかなかすごい(キツイ)です。ほかの学校では見たことがありません。

 グラウンドには、若いコーチもいました。26歳の猪股学克さんです。青森山田から中央学院大に進み、卒業後はボーイズでコーチを務めたあと、この春から松戸国際のコーチに就任しました。
 コーチになった経緯を聞いて、びっくり。
 石井先生がボーイズの練習に訪れた際、ボーイズの監督と指導法や練習法を話されていたそうですが、その会話の中身を聞いて、「この先生、すごい!」と思ったそうです。そして、翌日には履歴書を持って、「コーチとして勉強させてください!」と、松戸国際のグラウンドへ。いまは夜中3時から昼12時まで市場でアルバイトをしながら、コーチ生活を送っています。

 猪股さん、結構な詩人です。
 アルバイト生活のため、贅沢な暮らしはできません。週に何度かは石井先生が食事に誘っています。最近は、トンカツをご馳走になったそうです。トンカツをお腹いっぱい食べた猪股さんは、「体が喜んでいます」と表現。この言葉の感覚、すごいと思いませんか? 

 松戸国際は夏の大会で、3つ(4つ?)勝てば市立船橋と当たる可能性があります。
 選手たちの目標は、「市立船橋まで勝ちあがって、石井先生を泣かせようぜ!」。
「嬉しいことを言ってくれるよなぁ」と、しみじみと語る石井先生でした。

 あまり関係ないですが、松戸はぼくが生まれた町です。1歳か2歳のときに引っ越しているので、まったく記憶にありませんが…。

〜〜〜〜〜

 石井先生から聞いた情報。
 印旛や柏陵で甲子園出場経験を持つ、蒲原弘幸監督がこの春から千葉県立布佐高校の監督をされているそうです(*あとで調べたらコーチでした! すいません!)。1年生が主体のチーム。好選手が集まっているとのことです。って、もう62歳ぐらいですよね?! お元気ですね。

 それから、修徳高校で部長をされており、定年退職した山崎先生が、昨年から東京・上野学園の監督に。山崎先生は修徳高校時代、横浜の小倉清一郎コーチのような丸っこい体型から、芸術的なノックを打っていました。
 上野学園は女子高から男女共学になり、今年で2年目。野球部に力を入れ始めているようで、これからが楽しみな学校です。


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