2008年06月22日(日) |
慶応・田村復活?!(OP戦・遊学館vs慶応) |
本日は遊学館グラウンドで練習試合を観戦。遊学館vs慶応vs砺波工の変則ダブルでした。 前夜は、遊学館・山本雅弘監督、慶応・上田誠監督、遊学館&慶応のコーチ陣らと食事会。野球談義に盛り上がりすぎて、ホテルに着いたときは余裕で、日付が変わっていました…。
山本さん、上田さんともに、以前から取材でお世話になっていますが、とてもマニアックでこだわりの深いお二人。予想どおり、お二人の話は面白いものでした。山本さんの「ネジ理論」、上田さんの「データ収集法」など、勉強になることが多かったです。
試合です。 結果から先に書くと、慶応強し。 慶応 11−1 遊学館 慶応 10−0 砺波工
春の大会で得点を取れなかった打線はどこへやら? 鋭いスイングから、ヒットを量産。遊学館戦では、溝口に2ラン、山崎に3ラン。砺波工戦では高尾に満塁ホームラン。しっかりスコアを書いていませんでしたが、2試合で20本以上のヒットが出ていたと思います。 投手陣は、遊学館戦で田村が5回無失点の好投。ネット裏のスピードガンは137キロ。アベレージは130キロ台中盤でした。春に比べると、腕の振りが明らかによくなっていました。先週(先々週?)の練習試合では、140キロを超えていたようです。
そして、砺波工戦では、入学時から「いいピッチャーだよ!」と上田さんが話していた、2年生の白村がついに快投を披露。7回1安打、無失点。最速は139キロでした。打たれる気配なし。このピッチングがいつもできれば、「3本柱」になること間違いなしですが。安定感に欠けるところが…。
この日投げなかった只野は、前日の金沢戦で先発完投。6対2で勝利を飾っています。地元では「ゴジラ二世」の呼び声高い、4番の林を内外角の揺さぶりで、完璧に封じ込めました。
北信越大会の優勝・準優勝チームに対して、2試合とも快勝の慶応。春から、レギュラーの入れ替えもあり、チーム全体の底上げがなされています。 この日の試合を見る限り、前評判のいい桐光学園、東海大相模にヒケを取らないチーム力と感じました。
敗れた遊学館。練習試合でこれほどに負けたのは初めてのようです。 そんな中光っていたのが、5番キャッチャーの山岸裕介。軟式出身の1年生です。慶応戦では一人、気を吐く3安打。田村のストレート、スライダーに対応していました。 中学時代は鶴来中の主軸として活躍し、県大会優勝。北信越大会では初戦で、新湊南部中に特別延長戦の末、敗退しています。このとき、新湊南部中のエースだった明は、この日の相手、慶応義塾へ入学。まだマイナーのため、遠征メンバーには入っていませんでしたが、来年、対決があるかも?! (*山岸のインタビューが、8月10日の『野球小僧』に掲載されます!)
1番ショートの三木もいい選手です。田村のストレートを完璧にとらえ、センターフェンス直撃の安打を放っていました。 敗戦後、長いミーティングとなった遊学館。夏に向けた調整では定評のある山本さんですから、必ず立ち直してくるはずです!
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