みのるの「野球日記」
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2007年11月13日(火) 常葉菊川・栩木雅暢


 神宮大会3日目、高校の部の準決勝を観戦。横浜―東北、常葉菊川―明徳義塾の2試合。仕事があったため、第2試合の途中で神宮をあとにすると、電車に乗ったところで、びっくりなメールが。
「菊川の選手が、ネクストバッターサークルで全身痙攣を起こし、意識を失いました」
 え?! 名前を確認すると、「キャッチャーの子」。ん?! 栩木(とちぎ)!!

 メールのやり取りをしていると、藤田裕光監督から電話がかかってきた。栩木の中学時代(浜松市立天竜中)の恩師であり、昨年から浜松市立高校の監督を務めている。
「いま神宮に来てるんだけど、栩木が倒れて…、何か情報ある?」
 記者席にいる知り合いに連絡すると、意識を失ったまま、救急車で運ばれたらしい、と。

 一瞬、最悪な事態が頭をよぎった…。
 
 栩木を初めて見たのは、中学2年の秋。御殿場交歓会でのことだった。試合前、藤田先生から、「うちのキャッチャーいいよ。肩抜群」と聞いていたが、実際に見てみると予想以上のレベル。全国大会にもいいキャッチャーがいたが、彼らと比べてもまったく遜色のないレベルだった。
常葉菊川に進んだ後は、1年夏にすでにベンチ入りを果たし、夏の甲子園も経験。秋からは不動のレギュラーとして活躍していた。
 
中学時代に見た選手だけあって、思い入れもあったのに…、何でこんなことに!
 栩木、大丈夫か?! がんばれ〜!! と思いながら、仕事を続けていると、「意識戻ったみたいです」と、知り合いからメール。ホッと一安心!

 そのあと、藤田先生に電話すると、
「さっき、栩木から電話かかってきたよ。もう、大丈夫、大丈夫。脱水症状か何かだったみたい。1年生で、いろんなプレッシャーとかあったんじゃない」
 あ〜、よかった!

 東海大会準決勝の常葉橘戦で、高校生になってから初めてのプレーを見たが、打っては4打数3安打の活躍、守備では調子の上がらない戸狩をうまくリードしていた。
 相手エースの庄司隼人とは、中学時代に練習試合で対戦しており、三振を喫するなど完敗したそう。チームも0−3で敗戦。「今日は、庄司のことはかなり意識していました。打ててよかった」と試合後、笑みを浮かべていた。

 まずは、はやく体調を戻して(もう、戻ったかな?!)、練習に復帰してほしい。センバツでレベルアップした栩木を見られることを楽しみにしたい。

 ちなみに、藤田先生が指導していた天竜中は、国学院大1年の村松投手の母校。さらに、愛工大名電のファーストを守る鈴木択哉(2年)も卒業生。逸材を輩出する中学校!


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