本日は、静岡の常葉学園橘中へ。昨年の全中に出場、今夏は全日本ベスト4に入った強豪チーム。いまの高校1年の代から中学野球部の強化を始め、着実に結果を残している。
今日の取材テーマは「走塁」。 全日本では、外野フライが上がったとき、必ず二塁ベースまで走っていた。一塁をオーバーランし、二塁まで全力疾走。平凡な外野フライでも、常に徹底されていた。もちろん、一塁の駆け抜けも、攻守交替も全力疾走。ただでさえ素材のいい私学が、ここまで徹底した走塁をするとは…。
練習は、非常にスピーディーだった。試合前日ということもあり、1時間近くもの実戦練習。場面設定は、選手が考え、指導者は軽くアドバイスを与えるのみ。「いつも、見ているだけですよ〜」と加藤先生は笑っていた。年間通して、練習のほとんどが実戦練習だという。平日の練習は長くても2時間ちょっと。この日の練習も2時間で終わった。 練習の感想はとにかく、選手の意識が高いこと。一つ先の塁をガンガン狙い、甘いプレーがあると、周りから容赦なく指摘の声が飛んでいた。
なお、中学野球部のグラウンドは、中高の校舎から車で5分ほどのところにある。両翼は80メートルちょっと。ブルペンまであった。3年前から徐々に整備され、いまの形になったという。
取材終了後は、高校のグラウンドへ移動。高校の小林監督を紹介していただいた。「県内の子たちだけで、何としても甲子園に行きたい」。翌日は、東海大会準決勝。同じ学園の常葉学園菊川高校との対決。勝ったほうが、センバツ出場内定となる。
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