みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2007年10月28日(日) 慶應義塾、関東ベスト8進出


★秋季関東大会1回戦

常磐 000001000|1
慶應 21100002/|6

「少し、腕が下がったかな?」
 1回表、慶應先発・田村のピッチング練習を見て、そう思った。秋の県大会よりも、腕の出所が少し下がっている。
 リリースの角度を変えた田村は安定していた。県大会で見られた力みは、ほとんど見られず、変化球を中心に安定したピッチングを披露。5安打9三振で完投勝利を収めた。

「リリースだけに力を入れることを目指してきたら、腕が少し下がりました」と田村。意識して下げたというよりは、気持ちよく腕を振れる角度が見つかったということか。「力まずに、勝つピッチングをしたい」と続けた。
 今大会は背番号10だが、「只野(エース番号)は自分から見てもいいピッチャー。信頼しています。二人で勝ちたい」。試合中には、二人で笑顔で会話をするシーンも見られた。

 田村は中本牧シニア出身。「中本牧から慶應にくるのは自分が初めてだと思います」。練習が厳しい中本牧では、勉強との両立が難しいという。それでも、「野球と勉強を両立しなさい」という父親の教えのもと、勉強にも力を入れて、慶應の受験に成功した。志望理由は「文武両道に惹かれて」だ。

 次は宇都宮南。勝てば、センバツが見えてくるが、田村はその先も見据えている。「決勝で横浜とやりたいです」。秋の県大会決勝は、身体の状態が万全でなく、登板を見送った。それだけに、決勝での敗戦に悔しさが残る。
 横浜のエース土屋とは中学時代に何度も対戦している。土屋は富士シニアのエースとして活躍していた。「中学時代は、勝っていたんですけど、高校に行ったら…。意識? 正直、結構してますよ」。土屋と田村は、今年の神奈川を代表する左腕。それだけに、ライバル意識を持っている。

 あさっての宇都宮南。エースは右サイド。慶應が伝統的に苦手とするタイプだが…、はたしてどんな展開になるか。
 

 敗れた常磐のエース田中。なかなか面白いピッチャーだった。立ち上がりを攻められ、3回までに4点をうしなったが、左バッターの外角に投じるカーブ(スライダー?)が絶妙のコントロール。カウントも取れるし、見逃し三振も取れる。ボールゾーンからストライクゾーンに落ちてくる効果的なボールだった(主審のストライクゾーンが広くて、打者にはかわいそうな面もあったが…)


 < 過去  INDEX  未来 >


みのる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加