2007年10月26日(金) |
「中学軟式野球」で見る秋の高校野球(3) |
四国地区では、明徳義塾中出身の南野(のうの)―松村のバッテリーが、明徳義塾高のバッテリーとして活躍している。県大会準決勝では高知中央高を7−0の完封勝ち。決勝では高知高を6−2で下し、優勝を飾った。 中学時代は2005年全中優勝。南野は中山(現・明徳義塾)との二枚看板を形成していた。松村は強肩が目立っていたキャッチャー。決勝でしらかし台中を破っている。 明徳義塾中出身のバッテリーが、高校でもレギュラーバッテリーを組んでいるのは、嬉しいこと。鶴川(亜大)−筧(オリックス)以来ではないだろうか。
九州地区。鹿児島県を制したのは鹿児島工業。エースで5番を任されているのが、鹿児島市立鴨池中出身の内村だ。内村は2005年の全日本でベスト8に進出。個人的には「大会ナンバー1」といっていい、右の本格派だった。 鹿児島工業では1年夏に外野のレギュラーを奪い、甲子園でも活躍。秋からは本格的にピッチャーを始めたが、なかなか結果が出なかった。本人は、「硬球を投げるとスライダー回転してしまう」と悩んでいたが。 この秋はストレートで押すピッチングが復活し、準決勝で神村学園に3失点完投勝ち。決勝では樟南を8−3で下した。
大分を制した明豊高では1年生バッテリーが活躍している。明豊中出身の今宮―阿部だ。二人は、昨夏の全日本少年に出場。初戦で上溝中の奇策、ホームスチールに敗れたが、今宮の速球と阿部の強肩は横浜スタジアムで光っていた。
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