2007年10月24日(水) |
「中学軟式野球」で見る秋の高校野球(1) |
全国各地で高校野球の秋季大会が行われている。来春センバツの重要資料となる大事な大会だ。中学時代を生で見ていたり、ウワサで聞いていた選手が、多数活躍している。嬉しい限り!
東北地区では、東北高校が聖光学院を破り、優勝を決めた。東北高校のエース左腕、萩野は仙台市立館中出身。「館中の萩野すごいよ!」と、しらかし台中の猿橋先生に教えてもらったことを今でも覚えている。宮城選抜でエースを務め、夏の中体連では準決勝(準々決勝?!)進出。しらかし台中に負けてしまった。 このとき、しらかし台中の正捕手を務めていた鈴木も東北高校へ進んでいる。秋の大会でベンチ入り。レギュラー目指して頑張れ! しらかし台中は全中準優勝を果たしたが、二枚看板の一人、長谷川が利府高校でエース。ショートをやっていた佐藤が古川学園でレギュラーをつかむなど、それぞれの高校で活躍している。
東北高校に敗れた聖光学院には、仲田という小柄な右ピッチャーがいる。今夏の甲子園でも登板を果たした。彼は、東京・足立区立第九中の出身。中学時代は福士(浦和学院)に次ぐ、二番手だった。仲田を初めて見たのは確か1年生だったが、バランスのいいフォームに一目ぼれ。「彼、いいじゃないですか! 名前、何っていうんですか?」と、当時の監督、永田先生に話していた。 いろんな縁があって、自らの意志で聖光学院に進んだそう。投手陣の層が厚い聖光学院だが、「エース」の座を勝ち取ってほしい。 なお、仲田がいたときの足立九中は全中ベスト4。当時の主将・中島は日大三高に進み、主将を務めている。秋は負けてしまったが、春以降の巻き返しに期待。
東京では、早実、関東一、東亜学園、国士舘がベスト4に残っている。 国士舘は、エース左腕の丸山が軟式クラブ・小平クラブ、キャッチャーの井上が相模原市立東林中の出身である。3年前に小平クラブの取材に行った際、「うちの左のエースが国士舘に行くんだよ。楽しみにしておいて」と、小平クラブの井上監督から聞いていた。国士舘では1年夏からベンチ入りを果たし、今はエースとして活躍している。 キャッチャーの井上は、川崎北高・佐相先生の東林中時代の教え子。2年生まで、佐相先生に教わっていた。いつも怒られていた印象があるけれど…。当時のショート松下が、いま川崎北のキャプテン。ちなみに井上も国士舘のキャプテン!
関東地区では、栃木代表の佐野日大。1番ライトの板倉が小山市立第三中、エースの出井が壬生町立壬生中で、夏の関東大会に出場している。出井は当時から130キロを超える逸材として注目されていた。 板倉は、よ〜く御世話になっている栃木南中の板倉茂樹先生の息子さん。ということもあり、中1の頃からプレーを見ている。お父さんの英才教育のおかげか(?)、素晴らしいバッティング技術を持っている。そして、努力の虫。中学でも高校でも、誰よりもバットを振っているのが彼だ。中2のとき、手を見せてもらったが、有り得ないほどゴツゴツしていた。関東大会で今夏に続く、2季連続甲子園を狙う。
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