2007年04月21日(土) |
川崎北、ベスト16で敗退 |
■春季神奈川大会4回戦 in平塚球場
川崎北高 011000000|2 立花学園 00020010×|3
前半は川崎北ペースも、投手陣が踏ん張りきれずに惜敗。3回戦の桐蔭学園戦に続く、私立撃破はならず。
試合後、選手がどんな表情で出てくるか。佐相眞澄監督はミーティングで何を話すのか。そのあたりが気になった。 桐蔭学園に勝ち、ベスト16入り。夏の第三シードを勝ち取った。この日も負けはしたが、私立の強豪立花学園に1点差の惜敗。「よくやった」と満足してもおかしくはない…。
そんな思いをめぐらせながら、試合後、一塁ベンチ裏に行くと、佐相先生の厳しい声が響いていた。 公式戦敗戦後、こんなに厳しい佐相先生を見たのはいつ以来だろうか。少なくとも、川崎北に移ってからは一度もないのではないか。それだけに、新鮮な「怒り」だった。 ベンチ裏の通路から、球場の外に出てきた選手たち。見ると、泣いている選手が多い。レギュラーだけでなく、二桁番号の選手も。 「春に負けて、泣けるのはいいことだよ」と佐相先生。 その後のミーティングは、厳しい内容のものとなった。 そして、終わり際、佐相先生から選手へメッセージ。 「これで春のメンバーは解散! また、ゼロから始まるぞ!」
翌日は日帰りで茨城遠征が組まれていた。 早速、佐相先生は遠征に連れていく1年生をピックアップ。38人も入部した1年生は素材のよさはもちろん、「川崎北で野球がやりたい」「佐相先生の下でやりたい」という強い心を持って入ってきた選手たちだ。その気持ちが、何より心強い。今夏、1年生のメンバー入りも十分ありうる。
これから夏に向けて、毎週末に練習試合が組まれている。日藤、国士舘、関東一などなど。熾烈なベンチ入り争いが始まる。
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