みのるの「野球日記」
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2007年04月13日(金) 新庄広先生からのメッセージ

 本日、神奈川・横浜市立生麦中学校の元監督、新庄広先生が旅立ちました。
「どこへ?」って…、イランのテヘランです。
 新庄先生とは最初に何がきっかけで知り合ったかは忘れてしまいましたが、もう4年ほどのおつき合いになります。『中学野球小僧』や『ヒットエンドラン』の取材でお世話になっただけでなく、人生の先輩として公私にわたって、いろいろなアドバイスをいただきました。

 新庄先生から、「海外の日本人学校に行きたい」という思いを聞いたのは2年ほど前のことでした。野球の指導者として、神奈川、そして全国を引っ張っていく先生だと思っていたので、かなりビックリしましたが! 
「社会科の先生として、いろいろな世界を見てみたい」。それが海外へ行く動機になったようです。

 3月下旬には、新庄先生のご自宅へ遊びに行ってきました。新庄先生と、先生の奥さんと、女の子2人と、男の子1人。賑やかで明るい! 一軒家だったし(笑)、「こんな家庭を持ちたい!」と思える、素晴らしい新庄家でした。テヘランには家族みんなで旅立ちました。

 というわけで、旅立ちの前日、新庄先生から所信表明&メッセージをいただきました。
 顔の広い新庄先生ですから、この日記の読者のみなさまの中にも、練習試合や合同練習で一緒になった先生や選手がいるかもしれません。
 海外へ挑戦(?)する新庄先生の思いをどうぞ!



拝啓   
 このたびの文部科学省派遣により、在イラン日本国大使館附属日本人学校(テヘラン日本人学校)に赴任することとなりました。8年間の生麦中学校在職中、野球部の活動を通し、すばらしい体験ができましたのも、ひとえに皆様方のご指導ご鞭撻のおかげと感謝申し上げております。

 専門が社会科ということもあり、3年前から海外日本人学校の派遣試験を受け始め、2度目のチャレンジで派遣が決まりました。できれば、野球のある国で日本と違った野球文化を見てみたいという淡い期待もありましたが、赴任先がイランと決まり、その期待も実現は難しそうです。イランはご存じのようにイスラム教の国で「反米」感情の非常に強い国です。ネクタイさえも「アメリカ的」ということであまりしないそうです。サッカーの人気が非常に強く、ベースボールという感覚はほとんどないとのこと…。

 しかし、現状にただ甘んじるのではなく、イランの野球文化を探したり、自分が日本でやってきたことを少しでも伝えられるように、様々な可能性を探っていきたいと思います。今までの実績がまったく通用しないなか、新たな「新庄 広」の可能性を生み出します。3年間という限られた時間ではございますが、私の信念であります「人生常に全力投球!」を貫き通してきます。

 3年後、日本の学校に戻ってきたときには、今まで以上の情熱で、日本の野球界に新たな風を吹かせたいと考えています。長い間のご厚情に御礼申し上げるとともに、皆様の一層のご活躍をお祈り申し上げます。
                           敬具

  在イラン日本国大使館附属日本人学校(テヘラン日本人学校)
   教 諭   新庄 広




 新庄先生、3年後にお会いできることを楽しみにしています!
 しかし、イラン、治安が心配です…。




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